上写真=泉澤仁は2020年は甲府でプレーし、自慢のドリブルを生かして戦った(写真◎Getty Images)
「新しいフィールドで、自分らしく」
泉澤仁は1年前に横浜F・マリノスからヴァンフォーレ甲府への期限付き移籍が発表されて、2020年シーズンには得意のドリブル突破で28試合に出場して活躍した。それから1年で完全移籍で加入することになった。
「今年、甲府に移籍した時は、馴染みのない土地で、不安な気持ちと、コロナ過の中で子供が産まれ心配もしました。そんな中、地域の方やサポーターの皆さんに本当に支えられました。
ヴァンフォーレ甲府を応援して頂いているすべての皆さんの気持ちを大変嬉しく感じ、この土地とチームに惹かれました。
また、今シーズンは、目標を達成することが出来ず、応援して頂いている皆さんに対し、申し訳ない気持ちでシーズンを終えました。
来シーズンは、皆さんに恩返しが出来るプレーがしたい、そして、伊藤監督をはじめとするチーム関係者の皆さんの熱い気持ちが、甲府に残る事を決意する大きな力となりました。
2021シーズンは、すべてのサポーターの皆さんと喜びが共有できるよう、頑張りたいと思います。一緒に戦いましょう!よろしくお願いします」
1年間プレーして、選手としての手応えと応援する人たちの熱量を感じ取って完全移籍を決意した。
横浜FMとはお別れとなるが、在籍時に天皇杯に1試合出場したのみで、活躍できなかったことを悔やんだ。
「ポーランドのリーグに所属していた2年前、F・マリノスからオファーを頂き、大変名誉な気持ちで帰国いたしました。その年、F・マリノスはリーグ優勝し、サッカー人生の中で貴重な経験を得ることができたと同時に、チームに貢献する活躍が出来なかったことに、申し訳ない気持ちでいました。
今年は、コロナ禍の中、改めて、サッカーの持つ力の素晴らしさを感じました。新しいフィールドで、自分らしくプレー出来るよう、頑張ります。ありがとうございました」