12月16日、明治安田生命J2リーグは第41節が開催され、FC琉球は水戸ホーリーホックと敵地ケーズデンキスタジアム水戸で対戦。前半はスコアレスで終えるも、後半に河合秀人と池田廉が鮮やかなシュートで2ゴールを奪取。FC琉球が前節に続き連勝した。

水戸と琉球の一戦は氷点下3度の中での攻防戦となった(写真◎J.LEAGUE)

■2020年12月16日 J2リーグ第41節(@Ksスタ:観衆1,878人)
水戸 0-2 琉球
得点:(琉)河合秀人、池田廉

・水戸メンバー◎GK松井謙弥、DF河野諒祐、細川淳矢、ンドカ・ボニフェイス、乾貴哉(82分:鈴木喜丈)、前嶋洋太(46分:外山凌)、MF松崎快、木村祐志(67分:安東輝)、平野佑一、奥田晃也(55分:中山仁斗)、FWアレフ・ピットブル(67分:森勇人)

・琉球メンバー◎GK田口潤人、DF田中恵太、李栄直、知念哲矢、沼田圭悟、MF風間宏矢(89分:フェリペ・タヴァレス)、風間宏希、市丸瑞希(70分:人見拓哉)、河合秀人(79分:山口和樹)、FW小泉佳穂(79分:上里一将)、池田廉

2試合連続完封勝利

 前半は両者とも丁寧にボールをつなぎながらゴールを狙う。チャンスの数は少なかったものの、それぞれ決定機を1度ずつ作り出した。前半25分には琉球の田中恵太がゴールの至近距離からヘディングシュートを放つも、この場面は水戸のGK松井謙弥に防がれる。逆に41分には水戸のアレフ・ピットブルに強烈なミドルシュートを浴びたが、枠を外れた。

 後半に入り、スコアを動かしたのは琉球だった。後半28分、風間宏矢が右サイドで相手にプレスをかけてボールを奪い、中央へパスを送ると、ボールを受けた河合秀人が右足でミドルシュートを決めた。さらに41分にも琉球が追加点を奪う。池田廉が鮮やかなシュートをゴールに沈め、勝負を決めた。公式記録に記された気温は氷点下3.1度。厳しい寒さの中で琉球が勝ち点3を手にした。

「最初の15分、20分はなかなかうまくボールを奪えない時間が続きましたが、そこから少しずつ守備の修正ができて、非常にアグレッシブな守備もできたし、奪ってからボールを散らしながら相手の背後を突く場面もいくつか見ることができました。結果的に2得点を取って、(前節に続き)またクリーンシートで終えられた。シーズン終盤でこういうゲームができたことをうれしく思います」

 樋口靖洋監督はそのように2試合連続での完封勝利を喜びつつ、「(ホームで)3連勝して今シーズンを締めたい」と12月20日の最終節・町田戦を見据えた。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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