レノファ山口は9日、2018年から指揮を執ってきた霜田正浩監督が今シーズンをもって任期満了となり、退任すると発表した。なお、2021年シーズンの新体制については19日の最終戦後に発表するとしている。

上写真=2018年から3シーズンに渡り山口を率いた霜田監督(写真◎J.LEAGUE)

2018年シーズンは8位に導く

 京都やFC東京で育成や強化担当を担当し、日本サッカー協会で技術委員長を務めた霜田監督は、17年にベルギーのシント=トロイデンでコーチを務めたあと、2018年1月から山口の指揮を執ってきた。

 その18年にはチームをJ2の8位に引き上げるなど手腕を発揮。しかし昨季は15位、今季は39節終了時点でJ2の最下位に低迷していた。

 河村孝代表取締役社長は「苦しかった2017年のシーズンを乗り越え、これからのレノファ山口の進む道を考えたときに、トップチームだけではなく、アカデミー、育成も含め一貫した指針でのクラブ作りを行うための大きな芯が必要でした。そのときに、育成、強化、また日本サッカー協会技術委員長などを担ってきた霜田監督が適任だと思い声をかけさせていただきました。
 霜田監督には2018シーズンはこれまでの最高位である8位へと導いてくれただけでなく、育成、アカデミーまでが一貫したプレーモデルのもとでサッカーをしていく『レノファのサッカー』の基礎を築いてくれました」と感謝を述べた。

 なお、2021年シーズンの新体制については12月20日の最終節終了後に発表するとしている。


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