上写真=OBの寺川氏と本間氏が二人三脚でクラブの強化を図る(写真◎J.LEAGUE)
不祥事を受けて人事異動
強化部長に就任した寺川氏は、選手として新潟でプレーし、引退後はアルビレックス新潟サッカースクールコーチを経て2015年から強化部スカウト担当を務めていた。
寺川氏はクラブを通じ「選手としてアルビレックス新潟には8シーズン、引退してからここまで8年と、およそ16年に渡り、クラブと関わってまいりました。さまざまな経験をさせていただいたクラブのため、強化部長としての職務を全うする決意です。これまで以上の団結や屈強さ、またクラブの価値を上昇させるために必要なものを求め続け、チーム強化につなげていきたいと思います。また、新潟県にはアルビレックス新潟が必要と改めて感じていただけるよう、誠実に精一杯に努力を重ねていきます」とコメントした。
同じくクラブOBの本間氏はサッカースクールコーチ兼アカデミー部門スカウトを務めていたが、寺川氏の異動に伴い、強化部スカウト担当に就任。「とても光栄であり、また、大きな責任も感じています。トップチームの強化に誠意をもって取り組み、クラブの発展に貢献していきたいと思います」とコメントしている。
新潟は所属していたFWファビオが道路交通法違反(酒気帯び運転)で任意捜査され、同乗者のFWペドロ・マンジーも任意捜査の対象になったがJリーグに報告せず、対象選手を公式戦に出場させていたことが発覚。その後、両選手は契約解除となり、今月6日に是永大輔前社長が辞任。玉乃ゼネラルマネージャー兼強化部長もけん責処分が発表されていた。なお、玉乃ゼネラルマネージャーは2020年12月31日の契約期限をもって退任することが決まっている。