上写真=水戸の奥田晃也と京都の福岡慎平が競り合う(写真◎J.LEAGUE)
■2020年11月15日 J2リーグ第34節(@Ksスタ:観衆2,678人)
水戸 2-1 京都
得点:(水)深堀隼平2
(京)仙頭啓矢
・水戸メンバー◎GK牲川歩見、DF前嶋洋太、住吉ジェラニレショーン、ンドカ・ボニフェイス、外山凌、MF山田康太(76分:森勇人)、平塚悠知、安東輝(68分:平野佑一)、山口一真(76分:松崎快)、FW奥田晃也(90+3分:アレフ・ピットブル)、深堀隼平(68分:細川淳矢)
・京都メンバー◎GK清水圭介、DF飯田貴敬、ヨルディ・バイス、安藤淳、黒木恭平(62分:本多勇喜)、MF曽根田穣(62分:谷内田哲平)、川﨑颯太(62分:庄司悦大)、福岡慎平(81分:野田隆之介)、仙頭啓矢、FWピーターウタカ、宮吉拓実(62分:荒木大吾)
秋葉忠宏監督「最適解を出してくれた」
序盤から水戸がアグレッシブに攻め込む。前半4分には安東輝、5分には山田康太がミドルシュートでゴールを狙うも、京都のGK清水圭介に阻まれる。
前半8分には、京都のヨルディ・バイスのロングパスから仙頭啓矢にゴールへと迫られるが、この場面は水戸のDF住吉ジェラニレショーンが捨て身のタックルで阻止。しかし12分、仙頭に左サイドからカットインされると、右足でミドルシュートを決められた。
1点を追う水戸は、前半31分に山口一真のCKから安東がヘディングシュート。決定的なチャンスだったが、京都のGK清水の好守に遭い、この場面も同点ゴールを奪えない。前半を0-1で終了する。
後半、水戸は前線の選手のポジション変更を敢行。FWの奥田晃也を右サイドに、右サイドの山田を左サイドに、左サイドの山口をFWに移すと、すぐさま策が功を奏す。後半3分、右サイドの奥田のクロスに深堀隼平がゴール前で合わせて同点。さらに13分にも奥田のクロスから深堀が左足でゴールネットを揺らし、試合をひっくり返した。
その後、選手交代を機に京都が反撃を試みるも、最後まで水戸が守り切りタイムアップ。秋葉忠宏監督は逆転勝利につながった後半開始からの配置変更について、「我々の選手たちはいろいろなポジションをできます。それぞれ特長があって、いろいろな武器を持っている選手がそろっています。その武器をどうかみ合わせたら、京都に対して得点できるのかな、うまく守備できるのかなと考えていたので、その答えが最後、隼平(深堀)なり、奥田なり、一真(山口)なりが最適解を出してくれて非常にうれしかったです」と振り返った。
現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE