中野新社長「再発防止と信頼回復に努めてまいります」
アルビレックス新潟は11月6日、Jリーグからの懲罰が決まったことを発表した。同日、是永大輔代表取締役社長が辞任を発表した際の声明の中で「何より、懲罰というJ リーグの処分を重く受け止めています」としていた。
懲罰の内容は以下の通り(原文のまま)。
■違反行為
(1)アルビレックス新潟に所属するファビオ選手は、2020年9月17日、新潟市内で、普通自動車を酒気帯び運転した。
(2)同クラブは、ファビオ選手が上記行為を警察官に現認されて検挙されたことを同日知ったのに、同年 10月14日まで公益社団法人日本プロサッカーリーグ(以下[Jリーグ]という。)に報告しなかった。
■懲罰内容
1.罰金300万円
2.けん責
■懲罰量定の参考とした事項
(1)アルビレックス新潟は、ファビオ選手を含む外国人選手に対し、各国ごとに法規制の実情が異なることなどから外国人選手が犯しがちな飲酒運転について、これを適切に防止するために必要な指導、教育等の措置を講じていなかった。
(2)同クラブは、ファビオ選手が上記酒気帯び運転により検挙されたことを知った後、この情報を代表取締役社長、ゼネラルマネージャー及び監督の三者で共有するにとどめ 、Jリーグに対しても直ちに報告せず、同年 10月12日、外部から通報を受けたJリーグからの確認を受けて初めて同月14日にJリーグに報告するに至った。その結果、この間、同クラブはJリーグによる是正の機会のないまま、独自の判断により、同選手をリーグ戦 6試合に出場させることとなり、ひいてはJリーグの信用を大きく損うこととなった。
■適用条項
『Jリーグ規約』
・1 第133条[Jリーグにおける懲罰]第2号
第146条[両罰規定]
第156条[第3条第2項または第3項違反の罰金]第2号
第3条[遵守義務]第3項
・2 第133条[Jリーグにおける懲罰]第2号
第139条[報告義務]
第142条[懲罰の種類]第1項第1号
中野幸夫代表取締役社長は以下のようにコメントした。
「このたびは、ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、後援会員の皆様、ホームタウンの関係者様、Jリーグ、サッカー、スポーツに関わる皆様に、多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。Jリーグからの懲罰を真摯に受け止め、再発防止と信頼回復に努めてまいります。今後ともご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます」