上写真=前回の敗戦のショックを勝利で払拭するためにも堂々と挑む(写真◎ジェフユナイテッド千葉)
試合をしながら修正して
10月4日はザスパクサツ群馬とのアウェーゲーム。ジェフユナイテッド千葉の尹晶煥監督は「1試合1試合、大事にしてチャレンジしていきたい」とこれまでと変わらない姿勢で臨むと話す。
ただ、あの屈辱を忘れたわけではない。8月2日のJ2第9節のホームゲーム。35分に山下敬大が先制したものの、前半アディショナルタイムにPKを取られて決められると、90+5分、つまり試合が終了する直前に逆転ゴールを浴びて、ショッキングな黒星を突きつけられたのだ。
前回同様、今回の対戦時点での群馬の順位は最下位。だが、尹晶煥監督は当然のこととして「J2に弱いチームはいない」と引き締める。
「群馬は守備をしっかりするチームで、よく走ります。軽く見てしまうと、この前のような展開になってしまうと思います。集中してやらないといけません」
さらには「順位は関係なく、自分たちのサッカーができるように意識しないと」とも話していて、そんな雑音とは無縁の集中した状態で挑むつもりだ。
いずれにしろ、あの悔しさから2カ月が経過した。千葉はここ2試合で無失点を続けていて、前節の京都サンガ戦では尹晶煥監督も「90分を通して選手たちが躍動感を見せてくれて、リスク管理も徹底してくれた」と守備への手応えを口にしていた。
「守備のところは意識してやってきてくれているので、無失点が続いています。でも、攻撃はまだまだです。アイディアを出すところだったりシュートの意識はまだまだ足りないと思います。ただ、守備をしっかりすれば攻撃も徐々に良くなる気がします」
無失点が続くここ2試合も、1-0、0-0と得点はわずかに1。最優先は守備だが、群馬戦では攻撃の結実をファン・サポーターに見せなければならない。「普通だったら試合が終わって1週間あって修正できますが、いまの状態はその時間がなかなかありません」と嘆くが、「だから、試合をしながら修正していかなければならない」と公式戦でのトライが重要だと選手に語りかける。
「中3日でしっかり休息できました」
「5連戦の最後なので集中力が切れる時期です。締めていかなければいけないと思う」
「久々のデーゲームなので環境や天気に慣れなければ。日差しも強いと思うので、その影響もあるのではないか」
そんなポイントも付け加えた尹晶煥監督。リベンジの群馬戦は、10月4日14時キックオフだ。