京都サンガF.C.のMF中川風希が、10月2日の練習後にオンライン取材で報道陣の質問に答えた。第22節で決めた加入後初得点から、さらなる活躍を見せるためのポイントなどについて語っている。

上写真=練習後にオンラインで報道陣に対応した中川(写真◎スクリーンショット)

「やることは、自分たちのサッカー」

 今季、横浜F・マリノスから完全移籍で加入した中川は、9月26日の明治安田生命J2リーグ第22節、2トップの一角で先発出場した大宮アルディージャ戦の12分に加入後初得点を決めると、15分には追加点。チームは前半を2-0で折り返した後、後半に4失点して2-4の逆転負けとなったものの、自身は今季10試合目の出場で待望の結果となった。

 続く前節、2試合連続の先発出場となったジェフユナイテッド千葉戦では無得点に終わり、チームも0-0の引き分け。大宮戦での2得点は、どちらも最終ラインの背後に抜け出して決めたが、「千葉もセンターバックの2人が警戒していて、ああいう形でボールを受けることが難しかった」と振り返り、試合後には「我慢するところと動くところのメリハリが、もっと必要だったと感じた」という。

 2018年に当時J3のFC琉球で32試合に出場して16得点を挙げて評価を高め、昨季開幕後に横浜FMに完全移籍した。警戒されながらも結果を出した経験を踏まえ、中川は「相手も研究してくると思うので、同じ形でゴールすることは難しくなってくる。もっとバリエーションを増やしていきたい」と意気込む。「ウチはサイドが強みなので、崩して中で合わせるだけというくらいの、崩しの中でのゴールが欲しいと思っている。周りと話しながら連係を取っていきたい」とバージョンアップのイメージを描いている。

 10月4日の第24節ではジュビロ磐田と対戦する。磐田はフェルナンド・フベロ監督が契約解除で退任し、鈴木政一強化本部長が新監督に就任したが、中川は「それでも自分たちがやることは、自分たちのサッカー」とコメント。「監督が代わって、勢いに乗って向かってくると思うので、のみ込まれずに自分たちのサッカーで戦っていきたい」と決意を新たにしていた。


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