上写真=甲府戦に向けて練習する野田(写真◎KYOTO.P.S.)
甲府戦は、しっかり走って守備から入りたい
京都は15節からの中2日、中3日の5連戦を戦い、最初の2試合は落としたものの、17節からは3連勝を飾った。そしてここ2試合でゴールを挙げているのが野田隆之介だ。
ザスパクサツ群馬戦では開始11分で試合を動かし、続くFC琉球戦では61分に挙げた先制点がそのまま決勝点となった。攻撃に勢いがあるようにも見えるが、野田は「攻撃の部分というよりは、良い守備ができているから良い攻撃ができているのかなと、チーム全体を通して感じています」と好調の理由を説明。実際、この3連勝ではいずれの試合も完封を達成している。
守備時には、フロントラインを組むピーター・ウタカが最前線で相手のパスコースを限定し、その動きに野田が連動していく。さらに、「後ろからもチーム全体からも声がかかるので、前の守備はやりやすい」と、チームとして意識統一できているという。今季、自身が挙げた4得点中3ゴールがヘディングであることにも、「ポジショニングを常に意識している。それが良いから、今の点につながっているんじゃないかと思う」と話すように、やはり組織立ったプレーが、野田のゴールを導いているようだ。
明日の試合(19日・20節)では、ヴァンフォーレ甲府と対戦する首位のギラヴァンツ北九州やV・ファーレン長崎といった強敵を倒して4位に浮上した難敵のホームに乗り込む。野田には3戦連続ゴールに期待がかかるが、「それは意識しないようにしています。(点は)誰が取ってもいい。チームの勝利が最優先。しっかり走って、守備から入りたいと思います」。いつもの通り、チームのために走り、守る“自然体のプレー”で、連勝の継続を目指す。