上写真＝琉球戦に向けて練習を消化した中野。「もっている」ことを証明できるか？（写真◎KYOTO.P.S.）
「中盤の選手にかかっている」
京都サンガF.C.は9月9日の明治安田生命J2リーグ第18節で、ザスパクサツ群馬に2-0で勝利。6試合未勝利後の2連勝と調子を上げ、13日の次節、FC琉球戦で今季初の3連勝を目指す。
MF中野克哉は11日の練習後のオンライン取材で琉球について「たぶんパスをつないでくるので、前からプレッシャーをかけて守備からリズムをつかむことが大事になる」と語った。さらに「ボールを奪った後に自分たちがどれだけリズムを作れるかは、中盤の選手にかかっている。意識してやりたい」と自身が出場するときのイメージを膨らませている。
京都は連勝中の2試合でFWピーター・ウタカが連続ゴールを挙げ、17試合出場・13得点と相変わらず脅威の存在だ。中野も「得点源はウタカなので、ボールを奪ったらまず、そこを見ることは意識している」というものの、「対策されてくるので、周りがどれだけやれるかが今後のカギになってくる」と分析。「頼り過ぎず、マークされれば他の選手が空いてくるので、そこを突いていければ」とコメントした。
関西学院大から加入2年目の今季、第14節の松本山雅FC戦で昨季からのJ2通算出場時間が規定の900分以上に達し、プロA契約を締結したことが11日に発表された。「より一層の自覚を持って、やっていかなければいけない」と表情を引き締めている。
プロA契約の締結発表後、初の試合となる琉球戦が行なわれる13日は24歳の誕生日でもあり、ダブルの記念ゴールといきたいところだ。「自分がもっているか、もっていないかに尽きる」と笑った中野は、「あまり意識し過ぎると結構ダメな人間なので…。意識するなといっても、すると思うんですけど、気負い過ぎないように、いつも通りいきたい」と自然体を強調した。
何より大事なのはチームの勝利だ。「勝ちにつながる得点を目指す。自分が取れたらベストですが、チームの勝利を第一に戦っていきたい」と言葉に力を込めている。
