上写真=長崎に敗れたものの自信を得た。尹晶煥監督の表情も明るい(写真◎ジェフユナイテッド千葉)
「選手たちの意欲は強いんです」
酷暑の5連戦を3勝1敗として迎える5戦目、J2第14節の徳島ヴォルティス戦は、今季初の「ホーム連勝」も見据えて勝利がほしい一戦だ。尹晶煥監督は「最初の5連戦で締めの試合です。しっかり乗り越えれば次の5連戦も楽に進められると思うので、そのために明日の試合が重要です」と必勝を誓う。
FC町田ゼルビア、松本山雅FC、ジュビロ磐田といずれもタフな相手に複数得点を決めて3連勝、首位のV・ファーレン長崎戦では0-2と敗れはしたが、「もう一度立ち上がってこうという選手たちの意欲は強いんです」と尹晶煥監督も選手たちから匂い立つ気概を頼もしく感じている。
徳島はリカルド・ロドリゲス監督が丁寧に攻撃サッカーを浸透させて、チームとしての総合力が高いチーム。ここ5試合で3勝2分けの暫定3位と厄介な相手だ。
「4年という歳月かけてチームを作っているのですごく堅固ですし、選手たちの組織的な姿が目立ちます。私たちはまだまだ日は浅いですが、十分に対応できると思っています。ボールを持っている時間は多くはないと思いますが、できることの最大限をプレーして、90分間、集中する姿を見せれば勝てると思っています。そこは選手も少しずつ理解してくれているので、しっかり準備できればいい結果がついてくると思います」
相手をリスペクトしつつも、自分たちの集中力がカギを握るとする姿勢は、徳島戦を前にしても変わらない。
「相手はこちらの組織を動かしてくる攻撃的なチームです。いままでやってきたように徹底するところは徹底します。ボールを取りに行くことを明確にしなければいけません。タイトなプレッシャーが必要で、連続的に出せるのであれば、攻撃できる時間は増えてきます」
まずは激しい守備を、という信念は変わるはずもない。徳島戦は8月の本拠地ラストゲーム。ホーム連勝を飾ってサポーターとともに喜びを分かち合い、絶好調のギラヴァンツ北九州と戦う第15節のアウェーゲームに意気揚々と臨みたいところだ。