上写真=離脱前は6試合連続で先発したDF西村(写真◎Getty Images)
守備陣の苦しい台所事情
専修大から今季加入した西村は、リーグ再開初戦の第2節・ジェフユナイテッド千葉戦で初先発。プロデビュー戦を完封勝利で飾り、そこから右ストッパーの定位置をつかんだが、先月25日の第7節・松本山雅FC戦で負傷交代し、3試合を欠場した。
現在チームは最終ラインに故障者が続出しており、前節の山口戦ではボランチが本職の石川俊輝を3バックの一角で起用せざるを得ない苦しい台所事情。西村も復帰直後でコンディションはまだ万全ではないが、「連戦なのでやりながら上げていくしかない。やってみなきゃ分からない部分もあるけど、試合に出る準備はできている」と話した。
直近3試合で勝利のない4位・大宮にとって、次節の2位・北九州戦は上位生き残りを懸けた重要な一戦となる。北九州は6連勝中と絶好調で、そのすべての試合で2ゴールを奪うなど得点力の高さはリーグ屈指。西村は「調子の良いフォワードがいるので、試合に出たらそれを抑えるのがカギになる。連戦の中で少しでも勝ち点を積み重ねていくことが大事だと思うので、自分が抑えて勝利につなげたい」と意気込みを語った。
また、北九州では同じく大卒1年目のFW佐藤亮(明治大卒)、DF村松航太(順天堂大卒)が主力として活躍しており、ライバル心も燃やしている。佐藤については「ストライカーという感じで、注意しなければいけない選手」と語り、「村松選手は対人能力が非常に高いので、彼のところで捕まらないように、その裏を取ったり、彼を引き出すことができればチャンスは生まれてくる」と攻略法を語った。