上写真=甲府の中塩と水戸の松崎が球際で争う。大卒ルーキー同士のマッチアップ(写真◎J.LEAGUE)
■2020年7月29日 J2リーグ第8節(@Ksスタ:観衆978人)
水戸 2-2 甲府
得点:(水)アレフ・ピットブル、山口一真
(甲)太田修介、松田力
・水戸メンバー◎GK牲川歩見、DF住吉ジェラニレショーン、ンドカ・ボニフェイス、瀧澤修平(46分:乾貴哉)(59分:村田航一)、MF岸田翔平、松崎快、平野佑一、山田康太(46分:山口一真)、山谷侑士(46分:外山凌)、FW奥田晃也、アレフ・ピットブル(66分:中山仁斗)
・甲府メンバー◎GK岡西宏祐、DF小柳達司、山本英臣、中塩大貴、MF関口正大(82分:新井涼平)、中村亮太朗(78分:武田将平)、山田陸、荒木翔、FW松田力(63分:宮崎純真)、太田修介(82分:中山陸)、ハーフナー・マイク(78分:長谷川元希)
甲府の特別指定2選手が出場
気温21.9度と7月にしては涼しい気候の中で行なわれたケーズデンキスタジアム水戸での一戦。先制したのはアウェーの甲府だった。24分、FW太田修介の右足から放たれたミドルシュートは水戸のGK牲川歩見の手を弾き、ゴールネットに突き刺さる。
27分には水戸のMF松崎快のクロスからFWアレフ・ピットブルに打点の高いヘディングシュート決められ、同点とされるも、甲府はその1分後にすぐさま追加点を奪う。MF中村亮太朗のスルーパスに抜け出したFW松田力が右足でゴールに流し込んだ。
後半は、開始から3人を投入した水戸に攻め込まれるも、甲府は強固な守備ブロックを築いて応戦。77分にはFW中山仁斗のシュートをFWハーフナー・マイクがゴールライン手前でクリア。さらに、直後にDFンドカ・ボニフェイスにゴールネットを揺らされるも、ここはオフサイドの判定で失点とはならなかった。
しかし、3連勝も見えた後半アディショナルタイムに失点。水戸のFW山口一真に同点ゴールを許し、勝ち点3を獲得することはできなかった。
それでも、甲府は特別指定のMF関口正大や長谷川元希らを起用した試合で引き分け、3戦負けなしとした。伊藤彰監督は「若い選手がアグレッシブに戦えたことはよかった」と手ごたえを口にするとともに、次のように試合を振り返った。
「先に(点を)取れたこと、そして(水戸に)取られた後にしっかり取り返したことはよかったと思います。最後まで守り切れなかったところは修正しなければいけませんが、リードしていたところまではよかった。最後は相手が(攻撃に)枚数をかけてきて、それをしっかり跳ね返すべきだった。そこは本当に悔しい限りですが、この経験を糧に、次のゲームでは勝ち切れるように、頑張っていきたいと思います」
甲府は次節(8月2日)、再び勝利を目指してホームで山口と対戦する。
現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE