再開後2試合連続ゴール中の、ファジアーノ岡山FW清水慎太郎。今季、6シーズンぶりに岡山でプレーするストライカーは、7月10日のギラヴァンツ北九州戦で3試合連続ゴールと、3試合ぶりの勝利を狙う。

上写真=2試合連続ゴール中と好調の清水。3試合連続ゴールで3試合ぶりの勝利に導けるか(写真◎石倉利英)

「少ないチャンスを物にしている」

 J2リーグ再開から2試合を消化したファジアーノ岡山で、FW清水慎太郎が攻撃陣を引っ張っている。6月27日のレノファ山口戦では、52分の失点で0-2とリードされた4分後の56分に、1点差とするゴール。7月5日のジュビロ磐田戦では、13分に先制点を決めた。

 山口戦では、DF徳元悠平からのセンタリングを豪快なダイビングヘッドでたたき込んだ。磐田戦ではDF椋原健太のセンタリングを中央で受け、右足で右上スミにコントロールされたシュートで決めており、多彩なパターンに好調ぶりが表れている。

 本人も「少ないチャンスを物にしている、という点は、すごくいいと思う」と手応えをつかんでいる。一方で「ゴール前のチャンスの、一歩手前で終わっているシーンが多くて、シュートも少ない。そこを高めなければいけないと感じている」と、克服すべき課題も挙げた。
 
 岡山では2013年途中から14年いっぱいまで、大宮アルディージャからの期限付き移籍でプレーしたが、今回は完全移籍。2月の開幕戦は控えからの途中出場だったものの、中断期間中に2トップの一角で定位置をつかんだ。有馬賢二監督からは守備面で多くを要求されており、「自分でもウイークポイントだと分かっている」と自覚している。それでも現在は「チームとしてのベース。最初はストレスを感じていて、パワーを持って攻撃に出られませんでしたが、中断期間で修正ができた。バランス良く、ストレスなくやれています」という。

 ギラヴァンツ北九州戦は再開後Jリーグ初の有観客試合となる。山口戦は2-2、磐田戦は1-1の引き分けで、自らの得点が勝利につながっていない。「山口戦は前後半の立ち上がりに失点して、磐田戦ではセットプレーから失点しました。チーム全体でしっかり守っていきたい」。その上で目指すのは3試合連続ゴールと、3試合ぶりの勝利だ。

取材・写真◎石倉利英


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