上写真=再開への意気込みを熱く語った池上(写真◎スクリーンショット)
「有意義な時間になった」
J2リーグの再開初戦、ファジアーノ岡山とのアウェーゲームが2日後に迫ってきた。移動前最後の練習を終えたMF池上丈二は、「今日の練習もすごく良い雰囲気でできた。再開に向けて良い準備ができている」と納得の表情を浮かべた。
レノファ山口は今季、2月23日のホーム開幕戦で京都サンガF.Cを1-0で下し、白星スタートを切ったが、その後に公式戦が延期となり、約4カ月の中断期間があった。開幕戦では勝利したといえ、攻撃のビルドアップに課題が出たと語る池上は、「ゴールキーパーからしっかりつないでいくことを、この4カ月間、しっかり練習できた」と振り返り、「守備の面でも、FWからしっかり行くことを練習できた。有意義な時間になった」という。
大阪体育大から加入して4年目を迎える今季、キャプテンに就任した。チームを引っ張る立場となり、「去年よりも確実に、声を出す機会が増えているのを自覚している」と語る。「ピッチの中でも、外でも声を出して、コミュニケーションを取ることを1年通してやっていくことは、自分で決めたことでもある。そこは去年と変わったところ」と自身を分析しており、就任発表時、クラブ公式HPを通じて「僕なりにキャプテンとしてチームを引っ張っていきたい」とコメントした通りの言動で先頭に立っている。
開幕戦では1-0の決勝ゴールを奪った。岡山戦でも4カ月越しとなる「2試合連続ゴールを狙っている」と意欲を見せ、シーズンを通しては「10ゴール・10アシストが目標。成し遂げるために1年間、頑張っていきたい」と語った。今季2回目のスタートダッシュを飾るべく、蓄積の自信を胸に岡山へと乗り込む。
取材◎石倉利英