2月23日、明治安田生命J2リーグ第1節がケーズデンキスタジアム水戸で行なわれ、大宮アルディージャが水戸ホーリーホックに勝利。オウンゴールで先制すると、山田康太に同点とされるも、富山貴光が決勝点を挙げた。
上写真=開幕戦に勝利し、サポーターとともに喜ぶ大宮の選手たち(写真◎J.LEAGUE)
■2020年2月23日 明治安田生命J2リーグ第1節(ケーズデンキスタジアム水戸)
水戸 1-2 大宮
得点者:(水)山田康太 (大)オウンゴール、富山貴光
高木監督「勝てたことが収穫」
昨シーズン、J2リーグを3位で終えながらも、J1参入プレーオフで敗れて昇格を果たせなかった大宮。今シーズンこそは2017年シーズン以来のJ1の舞台に返り咲くべく、アウェーの地で水戸との開幕戦に臨んだ。
序盤から一進一退の攻防が続く中、大宮は24分に相手のオウンゴールで先制点を奪う。右サイドのFWネルミン・ハスキッチがゴール前へ送ったボールの処理を相手選手がミスし、スコアが動いた。
シュート3本に抑え込まれた前半を1点リードで折り返したが、後半早々に同点に追い付かれる。56分、ゴール前のクリアボールが水戸のMF山田康太に渡り、右足でゴールネットを揺らされた。
試合が振り出しに戻ると、ホームの水戸に押し込まれる時間帯が続く。それでも、失点を許さずチャンスをうかがうと、待望の瞬間は75分に訪れた。左サイドを突破したMF奥抜侃志のクロスから、MF三門雄大がシュートを放つ。これは相手GKの好守に阻まれたものの、こぼれ球を途中出場のFW富山貴光が右足で決め、決勝ゴールを挙げた。
高木琢也監督は試合を振り返り、「選手が粘り強く戦ってくれた。(シーズンの)スタートのゲームなので、選手やサポーターも勝つことの難しさを分かっている中、勝てたことが収穫」と、開幕戦勝利に安堵の表情を浮かべた。
悲願のJ1昇格へ――。大宮はホーム開幕戦となる次節、連勝を懸けて徳島と対戦する。