明治安田J1百年構想リーグはプレーオフラウンドを迎え、1-2位決定戦では5月30日の第1戦でヴィッセル神戸が鹿島アントラーズを迎えた。前半から上回った神戸は大迫勇也のハットトリック、ジエゴの強烈ミドル、小松蓮のPKでなんと5ゴール。集中守備も見せてクリーンシートで優勝へ王手をかけた。

上写真=大迫勇也がここ一番でハットトリック。エースの証明だ(写真◎J.LEAGUE)

■2026年5月30日 J1プレーオフ第1戦(観衆:24,431人@ノエスタ)
神戸 5-0 鹿島
得点:(神)大迫勇也3、ジエゴ、小松蓮

画像: ■2026年5月30日 J1プレーオフ第1戦(観衆:24,431人@ノエスタ) 神戸 5-0 鹿島 得点:(神)大迫勇也3、ジエゴ、小松蓮

鹿島はまさかの沈黙

 強度なら右に出るものはいない、と自他ともに認めるヴィッセル神戸と鹿島アントラーズ。その直接対決で序盤から力強く押し込んでいったのは神戸の方だ。

 7分に負傷のためマテウス・トゥーレルが交代するというアクシデントはあったものの、瞬間的な速さと強さ、連係の練度の高さで上回って、鹿島に思うようにさせなかった。

 試合が動いたのは28分。ゴール左寄り、ペナルティーエリアの少し外で得たFKを大迫勇也がシュート。縦落ちするスピードボールがゴール左へ飛び込んで、見事に先制した。

 劣勢を跳ね返そうと、鹿島は後半開始から荒木遼太郎に代えて俊足の松村優太を投入した。しかし、神戸がその出鼻を挫いてみせた。スポットライトを浴びたのは、またも大迫だ。

 自陣からのロングカウンターは右のタッチラインを割ったが、武藤嘉紀がすかさずゴール前へスローイン、完全にフリーになっていた大迫がGK梶川裕嗣の出際を突いて浮き球でていねいにゴール左に送り込んだ。後半開始わずか5分の50分の追加点。

 鹿島は自分たちがやりたかった相手のスキを突く戦いをやられた格好になったが、師岡柊生と知念慶を投入して1点を狙いに出る。

 ところが、またも神戸が突き放すのだ。

 69分、右から中央の井手口陽介を経由して左のジエゴへ優しいボールを届けると、左から右へと対角にきれいなミドルシュートを突き刺して、ついにリードを3点に広げた。

 これでも神戸の勢いは止まらず、89分に小松蓮がPKを左上に送り込めば、90+4分には左に抜け出したジェアン・パトリッキが中央へクロスを送り、大迫が少し戻りながらのダイビングヘッドでたたいて、右ポストに当てながら決めてみせた。

 終わってみれば驚異の5-0。神戸が堂々の王手をかけた。


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