上写真=福田湧矢は後半開始直後のゴールで逆襲の先頭に立った(写真◎J.LEAGUE)
■2026年4月4日 J1百年構想リーグ第9節(観衆:13,024人@フクアリ)
千葉 3-2 東京V
得点:(千)呉屋大翔2、日高 大
(東)福田湧矢、吉田泰授
「サポーターに失礼」と城福監督
前半は0-2。ジェフユナイテッド千葉の再現性の高い論理的な攻撃に後手に回り、されるがまま。
東京ヴェルディらしくファイトする姿勢が見られなかった。城福浩監督も「情けない前半を見せてしまった。準備したことを表現できなかったのはまったく準備していないのと同じ。応援してくれるサポーターに失礼ですよ」とおかんむりだった。
だが、後半は見違えた。城福監督も「強めに言った」というハーフタイムの檄も効いたのだろうが、福田湧矢の反撃の一発のおかげでもある。
後半が始まってすぐの46分、相手DFがスキを見せ、ほんのわずかにボールを晒した一瞬を見逃さなかった。背後から一気のスプリントでボールをつついて前に出ると、GK若原智哉の逆を突いてゴール左に流し込んだ。
「先発としての役割はこなせたと思うんですけど、まだまだクオリティーを上げていかないといけないという印象です」
これが、自らの27歳のバースデーを祝う記念のゴールだった。ただ、62分に吉田泰授がFKを直接ねじ込むビューティフルゴールで追いつき、なおも押し込んだものの、85分にも失点して敗れただけに、笑顔はない。
城福監督も指摘した残念な前半がすべてだったかもしれない。福田も「もっと前半でやれたと思うんですけど、変な感じで失点してしまって、のまれたなという印象でした」と認める。
それでも、一度は同点に追いついた猛攻は迫力があった。強度の足りなかった前半の反省を見つめて、後半にピッチで解決できたことが大きい。
「相手のダブルボランチの一人がセンターバックの間に降りたときに、誰がつくのかがはっきりしていなかった。後半はそれをソメ(染野唯月)が見て、シャドーの2人がセンターバックを見る形にしました」
福田は左シャドーだったから、染野や右シャドーの松橋優安と連動しながら相手のビルドアップを封じ込んだ。福田のゴールと守備が逆襲の礎になった。
それだけにやはり、一気にひっくり返したかった。この反省を次に生かすしかない。2週間後、今度は千葉をホームで迎え撃つ。
