明治安田J1百年構想リーグ・EAST第2節が15日、各地で開催された。三協フロンテア柏では柏レイソルと東京ヴェルディが対戦。前半かららしい攻撃を展開し、先制した柏だったが、後半は東京VがFKから染野唯月がネットを揺らし、後半アディショナルタイム(AT)に福田湧矢がミドルをねじ込んで逆転に成功。見事に開幕2連勝を飾った。

上写真=後半ATに福田湧矢のミドルさく裂! 東京Vが連勝を飾った(写真◎J.LEAGUE)

■2026年2月15日(日) J1百年構想リーグ第2節・EAST(観衆13,643人/@三協F柏)
柏 1−2 東京V
得点:(柏)小泉佳穂
   (東)染野唯月、福田湧矢

昨季2位の柏、まさかの開幕2連敗で最下位に沈む

 前節、川崎Fとアウェーゲームで3得点したものの、5失点を喫し、ショッキングな負け方をした柏のホーム開幕戦。東京Vとの試合で柏らしさを存分に発揮した。

 同じ3−4−2−1の陣形ながらビルドアップで違いを生んでいく。前からプレッシャーをかけたい東京Vに対し、スペースにしっかりポジションを取り、パスのつなぎ場所を確保していった。相手のシャドーが睨みを効かせば、付いて来れない場所まで躊躇なく下がって、組み立てに関与。それに伴ってマークのズレを生み、パスを紡いでいった。

 前半の序盤は右ウイングバックの山ノ内と右ストッパーの原田の関係が良く、右ボランチの戸嶋も絡みながら東京Vの左サイドを何度も突いた。それと同時に攻守の切り替えも素早く、ボールをロストしたあとの選択も巧みだ。奪えると思えばプレスをかけ、難しいと判断すれば、人を捕まえてパスの出しどころを押さえた。

 先制点は33分。右シャドーの小泉がプレスをかけると、東京Vの左ストッパー、深澤がGKにバックパスできずにロスト。そのまま奪って小泉がネットを揺らした。

 先制後、柏は左の関係性を修正し、左ボランチの中川が頻繁に下がるようになり、左ストッパーの三丸の攻撃参加を引き出す。左ウイングバックの小見も絡んでサイド攻撃を繰り出すと、相手に守備の的を絞らせず、優勢のまま前半を終えた。

 後半も開始直後は柏が優位に試合を進めた。ボランチは戸嶋からセンターバックでの起用が多かった野田に代わったものの、スムーズなビルドアップを継続。対する東京Vはなかなか前進できず、苦しい展開が続いた。
 
 流れが変わったのは58分に松橋→山見、齋藤→福田、新井→吉田と東京Vが3人を同時交代させ、62分には柏のコンダクター、小泉が負傷で山内に交代してからだった。63分、徐々にボールを保持できるようになっていた東京Vがネットを揺する。敵陣左サイドで得たFKの場面で山見が蹴ったボールにニアで染野が頭を合わせ、同点に追いついた。

 その後は東京Vも前半に比べてパスがつながるようになり、一進一退の攻防が展開されていった。試合は90分で決着がつかず、そのままPK戦に突入するかと思われたが、後半のアディショナルタイムにスコアが動く。

 自陣左サイドでボール奪取に成功し、中央へドリブルを開始した柏の左ストッパー、途中出場の杉岡のバックパスが中川に当たり、こぼれたところを東京VのFW染野が拾った。そしてダイレクトではたくと、パスを受けた福田が間髪入れずに右足を一閃。キャンプで右足首を痛めていたが、復帰戦で約20メートルのミドルシュートをねじ込み、チームを逆転に導いた(90+2分)。

 試合はそのまま2−1で東京Vが勝利。尻上がりに調子を上げたアウェーチームが勝ち点3をつかみ取った。一方でホームの柏は前半から何度もチャンスを創出しながら1得点に留まったことが痛かったか。その上、90+3分に原田が一発退場するなど、ゲーム終盤にエラーを出す形にもなり、悔しい敗戦となってしまった。

 この結果、東京Vは開幕2連勝でEASTの首位に立った。対する柏は2連敗で最下位。対照的なシーズンの滑り出しとなった。

取材◎佐藤景

▼出場メンバー
・柏◎GK永井堅梧、DF原田亘、古賀太陽、三丸拡(79分:杉岡大暉)、MF山之内佑成、戸嶋祥郎(46分:野田裕喜)、中川敦瑛、小見洋太、小泉佳穂(62分:山内日向汰)、瀬川祐輔(69分:大久保智明)、FW細谷真大

・東京V◎GKマテウス、DF鈴木海音、林尚輝、深澤大輝、内田陽介、平川怜、森田晃樹(76分:山本丈偉)、新井悠太(58分:吉田泰授)、松橋優安(58分:山見大登)、齋藤功佑(58分:福田湧矢)、FW染野唯月(90+4分:白井亮丞)


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