10月14日、鹿島アントラーズの鬼木達監督が非公開練習後に取材に応じた。J1リーグ戦の前節ガンバ大阪戦はスコアレスドローに終わり、連勝が「4」で止まった。次は17日にアウェーのノエビアスタジアム神戸でJ1リーグ第34節ヴィッセル神戸戦に挑む。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの鬼木達監督(写真◎Getty Images)

「“チャレンジャー”として戦うのは大前提」

 9月の4試合を破竹の勢いで4連勝。鹿島が首位をひた走っている。ただ、10月5日の前節G大阪戦では勝ち点1の獲得にとどまり、2位以下との差を広げることができなかった。そんな状況下で迎える今節(17日)は、4位神戸とのアウェーゲームだ。リーグ戦は残り5試合。前年王者との勝ち点差は、勝てば「8」に開き、引き分けならば「5」のまま、敗れると「2」に詰め寄られるだけに、この試合の結果がリーグタイトルの行方に大きく影響し得る大一番だ。

「もう、気持ちが入っていくゲームです。選手一人ひとりがその重要性も分かっていますし、自分がどうモチベーションを上げるとか、そんなものではない戦いだと思っていますので。選手にも言いましたけれど、特に神戸と戦う上では、あくまで今、自分たちがいる順位は関係ない。神戸は2連覇していて、1番力のあるチームだと思っていいと思います。今の順位的にはうちが上にいるだけであって、“チャレンジャー”として戦うのはもう大前提です。そこをみんなで履き違えないようにし、あとは(選手が)ピッチで自信を持って戦えるかどうか。そのスタートラインに立たせることが自分の仕事だと思います」

 14日のトレーニング後に取材に応じた鬼木達監督は、そのように神戸との一戦を見据える。2週間のインターナショナルマッチウイークを経て迎える一戦を物にし、リーグ優勝にさらに近づいていきたいところだ。

「本当にこのゲームの状況をしっかりと把握しなければいけません。先手を取るためには、自分たちからアグレッシブに行かなければいけない。あとは、とにかく勝つこと、勝ち点3にこだわること。それが重要だと思っています。相手ももちろん勝たなければいけないと思っているでしょうが、自分たちはそれ以上にそう思っているので、お互いにそうでしょうが、自分たちもこのゲームを“チャンス”だと思って挑みたいです」

 鬼木監督率いる鹿島が勝ち点「3」獲得を目指し、敵地ノエビアスタジアム神戸に乗り込む。


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