8月29日、鹿島アントラーズの鬼木達監督が非公開練習後に取材に応じた。J1リーグ戦の前節アルビレックス新潟戦に勝利したものの、27日の天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会準々決勝FC町田ゼルビア戦には敗れ、同大会から敗退した。次は31日にIAIスタジアム日本平でのJ1リーグ第28節清水エスパルス戦を戦う。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの鬼木達監督(写真◎J.LEAGUE)

「大きな敗戦の後に何を示せるか」

 ルヴァンカップに続き、天皇杯からも敗退した。準々決勝町田戦は0対3で完敗。頂点への望みは潰え、残すはJ1リーグでの戦いのみとなった。天皇杯町田戦から中3日でのアウェー連戦となるが、今節の清水戦は再びタイトル獲得へ向けて勝ち点3を手にしたい一戦となる。

「どのような形で自信をつけて終盤戦を迎えるか。何もない中で戦っていくのは難しいと思いますので、攻撃でも守備でも、自分たちが目指しているようにアグレッシブに行くところと、今までよりも少しでもボールを自分たちで保持して、主導権を取った中でサッカーを進めていくこと。ただ、相手があることで、次の(対戦相手の)清水も非常にボールを上手に扱うチームなので、それも含めてバランスは大事だと思っていますが、順番としてはそういう考えでいます」

 8月29日のトレーニング後に取材に応じた鬼木達監督は、そのように清水戦からの戦いを見据える。リーグ戦も終盤に差し掛かろうとする中、8月最後の試合に勝って、9月以降のラスト10試合に弾みをつけたいところだ。

「(清水戦を含めて)残り11試合。やはり簡単なゲームは一つもないと思っていますし、選手にも改めて“すべての試合が決勝戦のつもりで”という話をしています。その中でも、こういった大きな敗戦の後に何を示せるかがチームとしても大事ですし、自分自身にとっても非常に重要なゲームだと思っています」

 鬼木監督率いる鹿島が再び勝利を重ねていくために、静岡の地で再出発を図る。


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