明治安田J1リーグ第27節は8月24日、FC東京対京都サンガF.C.の1試合のみが行われた。京都は前回対戦と同様に大量ゴールを集めて4-0で圧勝。またも首位に返り咲いた。FC東京はミスの連続で自滅だった。

上写真=ラファエル・エリアスのハットトリックなどで京都が貫録の圧勝(写真◎J.LEAGUE)

■2025年8月24日 J1第27節(観衆:27,591人@味スタ)
FC東京 0-4 京都
得点:(京)ラファエル・エリアス3、鈴木義宜

画像: ■2025年8月24日 J1第27節(観衆:27,591人@味スタ) FC東京 0-4 京都 得点:(京)ラファエル・エリアス3、鈴木義宜

鈴木義宜が京都初ゴール

 またもや京都サンガF.C.がFC東京に大勝だ。

 京都は5月のホームでの対戦で3-0で快勝。そのスコアを、このアウェーの地でも前半だけでたたき出した。

 8分と13分と序盤に2点を奪ったが、いずれもPKによるもの。1点目は佐藤響のサイドチェンジに福田心之助がジャンプしたところでバングーナガンデ佳史扶に突っ込まれてファウル。2点目はFC東京がゴールキックを短くつないできたところにラファエル・エリアスがGKキム・スンギュに襲いかかり、倒された。

 PKはラファエル・エリアスが左に、続けて右に蹴り分けてともに成功させ、あっけなくリードを奪った。

 FC東京は攻めるしかない。ここからはボランチの小泉慶と橋本拳人でしきりに動かしながら攻め筋をうかがうが、4-5-1の立ち位置でタイトに締めてくる京都を崩す明確なチャンスもなかった。

 そのFC東京には痛恨の、京都には待望のゴールが生まれたのが45分。京都がロングスローの流れから、平戸太貴が左からクロス、中央でフリーになっていた鈴木義宜がヘッドで飛び込んでていねいにゴール右に送り込み、京都では自身初めてのゴールとなる3点目を奪った。

 後半に入って1点がほしいFC東京だが、攻めあぐねる構図は変わらない。唯一、可能性を感じさせたのは、右サイドバックの長友佑都が仕掛けたオーバーラップ。そこから何度もクロスを送り続けた。62分にその形から長倉幹樹が強烈にヘッドで叩くものの、GK太田岳志の好反応にはじき出される。

 すると、またもFC東京のビルドアップのミスから、京都がダメ押しゴール。キム・スンギュが短く東慶悟に預けたパスを鋭く狙った松田天馬が絡め取り、そのままラファエル・エリアスが蹴り込んでハットトリックを達成。京都が前回対戦を上回る4-0で圧勝した。

 これで勝ち点を51として鹿島アントラーズと並び、得失点差で上回ってまたも首位に立った。


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