上写真=来場を呼びかける選手会長の木村太哉。8月23日のホームゲームに小学生と保護者50組100名を招待する(写真◎ファジアーノ岡山)
「夏休みの思い出として」
岡山はクラブの理念として掲げている『子どもたちに夢を!』に沿って、賛同する企業が入場料を負担し、小学生をホームゲームに無料招待する“夢チケ”を、どのクラブにも先駆けて2008年から実施。昨季までは1試合につき約1000人の子どもたちが利用し、試合観戦を楽しんできた。
しかし、初めてJ1に昇格した今季は来場者の大幅な増加が見込まれたこともあり、1試合の招待人数を300人に減らさざるを得なかった。さらにホームのJFE晴れの国スタジアムのキャパシティーが小さいことから(入場可能数1万5479人)、ホームゲームのチケットは完売続き。8月17日の明治安田J1リーグ第26節・柏レイソル戦のチケットも販売開始後わずか18分で完売し、開幕から全14試合連続でのホームエリア完売となっていた。
こうした状況を受け、岡山の選手たちからは『子どもたちが観戦する機会が減っているのではないか』との声が上がっていた。そこで『夏休みの思い出として、一人でも多くの子どもたちにホームゲームを観戦してほしい』との思いから、選手会が招待を計画。8月23日(土)19時から行なわれるJ1第27節・湘南ベルマーレ戦に、小学生とその保護者50組100名をバックスタンド指定席(ホームエリア)に招待することになった。
希望者はクラブ公式HPの該当ページにある申し込みフォームから申し込む。締め切りは8月1日(金)23時59分で、当選者の発表は同5日(火)の予定。選手会長のMF木村太哉はクラブ公式SNSの動画で「夏休みの思い出として、ぜひ試合観戦を楽しんでほしいと思い、選手会として企画しました。ぜひお申し込みいただき、試合観戦を楽しんでください。待ってます!」と呼びかけている。

