上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの鬼木達監督(写真◎J.LEAGUE)
「タイトルの懸かるゲーム」
鹿島が苦しい戦いを強いられている。リーグ戦前節の川崎F戦に1対2の逆転負けを喫し、リーグ戦では4試合未勝利で4位陥落。シーズン後半戦の出だしでつまずいただけに、再び勝ち点を積み重ねるために復調のきっかけをつかみたい中、次は天皇杯の戦いに臨む。7月16日に迎えるのは、敵地PEACESTADIUM Connected by SoftBankでの3回戦長崎戦だ。
「あのようなスタジアムで、雰囲気もあるでしょうし、自分たちはどの相手ともチャレンジャーの立場で戦わないと、とてもじゃないけれど勝っていけない。それは自分自身も改めてそのように思っています。この天皇杯(の試合)をしっかりとリーグ戦につなげていきたい。でも、まずは一戦必勝で天皇杯を戦いたいと思っています」
12日のトレーニング後に取材に応じた鬼木達監督は、そのように長崎戦への意気込みを話す。リーグ戦と並行して、もう一つのタイトルを目指す戦い。15日まで東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会を戦った日本代表のGK早川友基、DF植田直通、韓国代表のキム・テヒョンは不在となりそうだが、チームの総力で次のラウンドへの勝ち上がりを決めたい。
「やはりタイトルの懸かるゲームですし、しっかり(勝利に)こだわりたいです。天皇杯(長崎戦)、(リーグ戦の)柏戦と連続で試合もありますので、総力戦ではありますけれど、代表選手がいないから仕方ないとか、そういう風にはしたくないゲームです」
鬼木監督率いる鹿島が、長崎の地での総力戦に挑む。

