上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの小池龍太(写真◎Getty Images)
「勝利という結果で、自分のたくましい姿を見せられれば」
手痛い敗戦が続いている。前々節(4月2日)はアウェーで広島に完封負けし、前節(6日)は京都に4失点を喫してホームでの無敗記録が「27」で止まった。中3日での連戦で攻守がかみ合わず、2連敗となって首位から陥落。悪い流れを断ち切るべく、次は中2日でアウェーの山口の地に乗り込む。
「個人的には正直、古巣対戦だからどうだというのはあまりありません。どの相手でも同じモチベーションですし、どのタイミングで試合に出ても同じモチベーションです。それは試合であっても、練習であってもそうです。ただ、“古巣対戦”という思いを抱いてくれる方々がたくさんいることは、自分の中でもしっかりと感じています。アントラーズの勝利という結果で、自分のたくましい姿を見せられればいいかなと思います」
7日のトレーニング後に取材に応じた小池龍太は、そのように山口戦を見据える。高校卒業後、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせたチームとの対戦を前に言葉を紡ぎ、維新みらいふスタジアムでの一戦に臨む。
「自分たち一人ひとりが常に自分自身に矢印を向けながら進んでいくことで、目の前の勝利につながっていきます。それが今、2連敗したからというわけではありませんが、この4月は大事な時期になると思うので、自分がやれることをとにかくやり、周りとの連携を深めながら、さらに強くなっていくための大事な試合にしたいです」
鹿島を苦境から抜け出させるべく、背番号25がキャリアの出発地での勝利を誓う。