4月6日の明治安田J1リーグ第9節ではヴィッセル神戸が国立競技場でホームゲームを開催し、アルビレックス新潟を迎えた。先制したのは新潟で、長谷川元希が今季4点目。その後の神戸の攻撃をしのぎきって、うれしい初勝利を手にした。
上写真=12分、長谷川元希が決めてこの笑顔!(写真◎J.LEAGUE)
■2025年4月6日 J1第9節(観衆36,407人/@国立)
神戸 0-1 新潟
得点:(新)長谷川元希

神戸は攻撃に迫力なし
キックオフからヴィッセル神戸が主に左サイドから押し込んでいったのだが、意外なところからゴールが生まれた。
12分、アルビレックス新潟は星雄次が井手口陽介のトラップが大きくなったところを見逃さずにつつくと、これを拾った長谷川元希がそのまま持ち込んで右足でゴール右へと送り込むフィニッシュ。この日、新潟にとっての最初のシュートが先制ゴールになった。
神戸は左インサイドハーフの宮代大聖が中間ポジションで受けたり裏抜けを繰り返して、新潟にとってやっかいな動きを繰り返した。しかし、序盤に見せた迫力は失われ、フィニッシュまでには結びつかない。
新潟は稲村隼翔が4試合ぶりの復帰を果たした最終ラインの集中力が高く、神戸の強力な攻撃陣に進入を許さない。すると神戸は、60分と早い時間で動いた。エリキとグスタボ・クリスマンを投入して、狙ったのは攻撃の活性化だ。
しかし、70分に右からのエリキのクロスに宮代がダイビングヘッドで飛び込み、2分後にこぼれ球をクリスマンがダイレクトで狙ったが決まらない。80分にも右からのクリスマンのクロスに佐々木大樹がファーで飛び込むがわずかに外。
新潟はアディショナルタイムに矢村健が豪快ボレーを放ったものの、追加点はなし。それでも落ち着いて神戸の攻撃に対応して逃げ切った。9試合目でようやく初勝利。殊勲の長谷川は「1-0は気持ちいい」と勝利をかみ締めた。