上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「勝利から遠ざかっている要因は一つではありません」
鹿島の苦難は続く。9月25日の天皇杯準々決勝神戸戦に敗れて同大会からの敗退が確定し、その3日後に行なわれたリーグ戦前節の湘南戦では濃野公人の2ゴールでリードするも、そこから3失点して逆転負けを喫した。公式戦では2連敗となり、リーグ戦では8月11日の第26節磐田戦から6試合未勝利。また、リーグ戦でのアウェーゲームは6月30日の第21節神戸戦から5連敗となった。そんな苦境を脱するべく、次は10月5日に新潟と戦う。
「しばらく勝利から遠ざかっている要因というのは、一つではありません。ケガ人が出ていることだったり、チームの修正点であったり、課題もあります。次の試合でしっかりとすべてを出し切って、(新潟戦は)我々の力を発揮できる試合にしたいと思います」
試合前日の4日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように新潟戦を見据える。夏までは上位争いを繰り広げていたが、思うように勝ち点を積み重ねられない状況が続いている。再浮上のきっかけをつかむためにも、新潟の地で“勝ち点3”を手にしたい。
「いつも支えてくれている人たちへの我々ができる恩返し、そして彼らへのリスペクトを示す方法というのは、自分たちの力をすべて出し切ること以外にないでしょう。しっかりと自分たちの力を出し切ることだけに集中して、試合に臨んでいきたいです」
ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、リーグ戦7試合ぶりの勝利をつかむべく新潟との一戦に挑む。