8月20日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは17日に行なわれたJ1リーグ前節で浦和レッズと引き分け、直近の2試合で勝利から遠ざかっている。次は21日にJITリサイクルインクスタジアムでの天皇杯ラウンド16ヴァンフォーレ甲府戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「トーナメント方式の試合ですから負けはもちろん許されません」

 リーグ戦前節ではホームで浦和と熱戦を繰り広げたものの、最後までゴールを奪うことができずスコアレスドローに終わった。前々節磐田戦に続き、2試合連続で勝ち点3を挙げられず、3位に後退。タイトル獲得のためにも、ここから巻き返しを図りたい状況のなか、8月25日の次節東京V戦の前に、21日に甲府との天皇杯ラウンド16に臨む。

「(甲府は)我々が2年連続で天皇杯で当たって敗れていることからも分かるように、十分に力を持ったチームです。トーナメント方式の試合ですから負けはもちろん許されませんし、次に勝ち上がっていくためには我々の出せる力をしっかりとピッチで100パーセント見せることが必須になります。絶対に勝ち上がるつもりで真剣に戦っていかなければいけないと思っています」

 試合前日の20日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように甲府戦を見据える。相手はJ2で戦うチームとはいえ、当然のことながらその実力を侮ることはできない。特に鹿島にとっては2年連続で甲府の前に天皇杯敗退となっているため、今年こそは難敵を破って勝ち上がりを決めたいところだ。

「自分たちのあるべき姿をしっかりと見せて、我々はもちろんタイトルを狙っているわけで、それを取るための道のりで倒さなければいけない相手はしっかりと倒す。それを明日、ピッチで見せたいと思います。もちろん、口で言うのは簡単ですけれど、口だけではなくてしっかりとピッチのうえで見せることが重要だということはよく分かっていますし、必ず多くのサポーターの皆さんが甲府へ駆けつけてくれると思うので、皆さんの声援に対するリスペクトをピッチのうえで見せていかなければいけません」

 ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、天皇杯の頂点を目指し甲府の地に乗り込む。


This article is a sponsored article by
''.