明治安田J1リーグ第23節が13日、各地で行われ、東京・国立競技場ではFC東京とアルビレックス新潟が対戦。後半に試合は加速し、FC東京が2点目をスコアして快勝。新・国立競技場で無敗の強さをこの試合でも発揮し、新潟を下した。

上写真=先制ゴールをスコアしたFC東京の遠藤渓太(写真◎)

■2024年7月13日 J1リーグ第23節(観衆57,885人@国立競技場)
FC東京 2−0 新潟
得点:(F)遠藤渓太、野澤零温

画像: ■2024年7月13日 J1リーグ第23節(観衆57,885人@国立競技場) FC東京 2−0 新潟 得点:(F)遠藤渓太、野澤零温

狙い通りにサイドを攻略してFC東京が2−0

 FC東京の先制ゴールは6分、9節町田戦以来、先発のピッチに立った遠藤渓太だった。自陣中央エリアでボールを持った小泉が左サイドへ展開。オフサイドギリギリのタイミングで抜け出した遠藤はそのままボックス内へ進入すると、右足でゴールを射抜いた。

 新潟の出鼻を挫く一撃の効果か、前半はFC東京がゲームの主導権を握った。攻撃に転じるやスピードに乗って裏を突き、ゴールを目指す。新潟も要所を締めて失点は回避したが、最初の45分は国立でめっぽう強いFC東京の時間になった。

 後半は暑さの影響もあり、時間の経過とともに互いに運動量が減っていったが、この試合を最後に移籍準備に入る松木を投入するなど、選手を投入しながら強度を維持したFC東京がペースを握る。76分に藤原のシュートをGK野澤大が抜群の反応で防ぐと、78分に途中出場の野澤零が追加点を挙げた。

 複数人が絡んで右サイドを攻略し、小泉が早いタイミングでクロスを供給。ファーサイドにしっかり詰めていた野澤零が合わせてFC東京がリードを2点に広げた。

 試合はそのまま2−0で終了。これでFC東京は新・国立競技場において7戦無敗。ミッドウィークの天皇杯でJ2千葉に完敗し、中2日で迎えた一戦。敗戦のショックを払拭する勝利を手にした。対する新潟も週中に天皇杯でJ2長崎に敗れ、勝利を手にしたいところだったが、持ち味を出しきれず、悔しい『連敗』となった。


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