5月17日、鹿島アントラーズの植田直通が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節、アウェーでサンフレッチェ広島から3点を奪って2試合ぶりの勝利をつかんだ。次は19日に茨城県立カシマサッカースタジアムでのJ1第15節ヴィッセル神戸戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう植田直通(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「ファン・サポーターもかなり気合いが入っているだろうと思います」

 5月15日の前節広島戦は快勝したものの、前回のホームゲームとなった東京V戦(12日)では、多くのファン・サポーターが詰めかけた“ホーム”のカシマスタジアムで3点差を追いつかれて引き分けの結果に終わった。そのため、次のホームゲームとなる19日の神戸戦では深紅のスタンドに歓喜をもたらしたいところだ。

「(神戸は)昨季もそうですけれど、“やっぱり強いな”という印象があります。昨季、自分たちが2敗した相手でもあるので、その借りを返さなければいけないと自分自身は思っています。全員がそういう気持ちで戦う準備ができているので、明後日(19日)は自分たちが今までやってきたことをしっかりと出しつつ、まずは結果にこだわることも疎かにせずに戦いたいです」

 17日にオンライン取材に応じた植田直通は、そのように神戸との一戦を見据える。鹿島の守備の要であり、前節まで2試合連続ゴールと攻撃でもチームに貢献する背番号「55」は、前年王者との一戦に向けて静かに闘志を燃やす。

「自分たちより上にいる相手で、なおかつ昨季、自分たちが2敗している相手。もう絶対に勝たなければいけない試合だというのは誰もが分かっています。ファン・サポーターもかなり気合いが入っているだろうと思いますし、その期待を自分たちが背負って戦いたい。全員で昨季の悔しさをぶつけたいです」

 植田を中心に首位神戸の攻撃を抑え、チーム一丸となって勝ち点3獲得を目指す。


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