上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうアレクサンダル・チャヴリッチ(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「自分の特長はスピード」
鹿島が宮崎でのトレーニングキャンプを開始してから1週間がたった。チームはここまで、1月27日にJ3の宮崎(2-1)、そして30日にはJ2の徳島(3-1)とトレーニングマッチを行なうなど、J1リーグ開幕に向けてひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場で調整を続けている。
そんな中、東欧出身FWアレクサンダル・チャヴリッチがチームに合流した。セルビアとクロアチアの国籍を持ち、186センチ、82キロの体格を備える点取り屋。U-19、U-21セルビア代表に選出された経歴もある。前所属チームのSKスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)でもゴールを量産した。
「前所属チームで安定した状況になってしまっていた中、自分のキャリアでベストな状態であることを実感していたので、新しいチャレンジを模索していました。鹿島というクラブから声がかかって、自分にとって新しいチャレンジをしたいと思い、鹿島加入を決めました」
31日にオンライン取材に応じたアレクサンダル・チャヴリッチは、そのように鹿島への移籍の理由を語る。ヨーロッパでも十分な実績を有する大型FWが、Jリーグでの戦いに照準を合わせていく。
「自分の特長はスピードだと思っています。ここ数年、得点も決めていますし、サイドでも、ストライカーとしてもプレーすることができます。このクラブがタイトルを取るために、全力を出し尽くします」
深紅の背番号「7」を背負うアタッカーが、鹿島の復権に向けて着々と準備を進める。