FC東京は25日、北海道コンサドーレ札幌から小柏剛が完全移籍で加入すると発表した。小柏は25歳のアタッカーで、鋭い飛び出しとドリブル、思い切りの良いシュートが魅力。札幌では主にシャドーやトップを務めた。

上写真=FC東京加入が決まった小柏剛(写真◎J.LEAGUE)

心を掴めるように頑張ります

 FC東京が攻撃に厚みを加えることのできるアタッカー、小柏剛を獲得した。明治大3年時の2019年にはユニバーシアード・ナポリ大会で三笘薫や上田綺世、旗手怜央らとともに優勝メンバーとなり、卒業後の21年に札幌に加入。初年度から30試合で7得点4アシストと活躍し、2023シーズンもケガで離脱する期間がありながら22試合6得点6アシストと数字を残している。

 スペースへの飛び出しと重心が低く鋭いドリブル、思い切りのシュートが魅力で、札幌では1トップやトップ下で主にプレーした。

「FC東京に加入することになりました、小柏剛です。FC東京はタイトルを獲るべきチームだと思っています。より多くの勝利をファン・サポーターのみなさまにお届けできるよう全力で戦います。みなさまの心を掴めるよう頑張りますので、よろしくお願いします」

 さらなる成長を期してプロ4年目のシーズンを新天地で迎えることを決断。悲願のリーグ優勝を目指すFC東京で戦うことになった。

 小柏は特別指定の時代を含め、4シーズンを過ごした札幌のファン・サポーターに向け、HPを通じて次のようにメッセージを残している。

「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様、いつも多大なるサポートをありがとうございます。リリースにありますように、この度FC東京に移籍することを決断しました。特別指定選手の頃を含め、約4年間本当にお世話になりました。この4年間で北海道コンサドーレ札幌というクラブ、また北海道という地に、サッカー選手としても人としても成長させていただきました。怪我により、皆様の期待に応えることができず、もどかしく苦しい時期が多くありました。しかし、どんな時もそばにいてくれる仲間そしていつも僕の復帰を待ってくれ、ピッチに戻った時には熱い応援をしてくれる最高のサポーターが支えてくださったおかげで、今の自分があると思っています。本当にありがとうございました。
 大好きなチームを去るという決断をするにあたり、サポーターの皆様に恩返しがしたい、コンサドーレでまだまだ成長したいといった想いと何度も葛藤しました。しかし、ここ最近は怪我や僕自身が伸び悩んでいたこともあり、一度環境を変える必要があると考えこの決断に至りました。僕の力不足でクラブにタイトルをもたらすことが出来ず、そしてたくさんの期待に応えることができず大変申し訳なく思っています。
 しかし、コンサドーレでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできたこと、札幌ドームで赤黒のユニフォームを着てプレーできたことは僕の誇りですし、この4年間本当に幸せでした。自分の夢の為に更に成長し、世界の舞台で活躍することで皆様にも誇りに思って頂ける様、精進して参ります。
 来季からはFC東京の所属となりますが、これからも北海道コンサドーレ札幌は僕にとって特別な存在です。今後もクラブが活気に溢れることを祈っています。重ねてになりますが、約4年間本当にありがとうございました」

 世界で戦うことも視野に、環境を変えることを選んだ。小柏にとって2024シーズンは決意を示す1年になる。

■小柏 剛(おがしわ・つよし)
・ポジション:FW
・生年月日:1998年7月9日
・出身:群馬県
・身長/体重:167cm/68kg


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