鹿島アントラーズは21日、2024シーズンからランコ・ポポヴィッチ氏が監督に就任すると発表した。また、コーチにはミラン・ミリッチ氏、クラブOBの中後雅喜氏が就任。新体制でタイトル奪取を狙う。

上写真=日本でもおなじみのポポヴィッチ氏。鹿島の監督に就任することになった(写真◎Getty Images)

常勝軍団の復活を託された

 2024シーズンからランコ・ポポヴィッチ氏が監督が鹿島の指揮を執ることになった。過去にはJリーグの大分、町田、FC東京、C大阪などの監督を務めた。

「鹿島アントラーズという偉大なクラブからオファーをいただき、心の底からうれしく思いますし、非常に光栄です。今シーズンはヴォイヴォディナで素晴らしい時間をクラブ、選手たちと過ごしており、他のクラブに行くことは正直考えられませんでしたが、このオファーを受ける決断をしました。アントラーズという偉大なクラブで仕事ができることが、私にとってこの決断をした一番大きな理由です。
 ヴォイヴォディナの会長、強化部長、選手たち、チームにかかわるすべての方々に対し、私の決断を尊重してくれたことに心から感謝しています。アントラーズサポーターの皆さん、スタジアムに足を運びたいと思ってもらえるような、魅力あふれるエネルギッシュなチームを、フットボールを見せたいと思います! 一緒に戦いましょう!」

 5年連続で無冠に終わった常勝軍団の復活を託された形になる。ポポヴィッチ監督の就任について、吉岡宗重フットボールダイレクターは以下の通り、コメントを発表している。

「今回、鹿島アントラーズの新たな監督にランコ・ポポヴィッチ氏を招へいすることとなりました。新監督を決めるに際しては、今シーズン含めて近年の課題だった攻撃面のアップデート、そして、組織的に攻撃を組み立てることを重要視し、リストアップを進めてきました。ポポヴィッチ氏はアグレッシブかつ組織的なフットボールスタイルが強みで、短い時間での戦術落とし込みに長け、アントラーズの新監督に適任と考えております。ここ数年、タイトルを獲得できていない事実は非常に重く、監督交代が続いている状況も含めて、強化のトップとして強い責任を感じています。タイトル獲得はクラブの揺るぎない目標であり、来シーズン以降も変わりはありません。
 新監督をしっかりと支え、選手たちが最大限の力を発揮するというアントラーズ伝統の強みを忘れず、優勝に向けて一丸となって戦ってまいります」

 なお、トップチームのコーチにミラン・ミリッチ氏、クラブOBの中後雅喜氏が就任することが合わせて発表された。また、通訳として塚田貴志氏の就任も決定した。

■ランコ・ポポヴィッチ(RANKO POPOVIC)
・生年月日:1967年6月26日
・国籍:セルビア/オーストリア


This article is a sponsored article by
''.