9月30日の明治安田生命J1リーグ第29節で、サンフレッチェ広島と名古屋グランパスが対戦した。一進一退の攻防から後半に名古屋が先制したものの、広島は途中出場した選手が試合の流れを変える。終盤にかけて一気に3得点を奪い、鮮やかな逆転勝利でホーム4連勝を飾った。

上写真=名古屋が先制したものの、広島が3得点で逆転勝ち。逆転のPKを決めたドウグラス・ヴィエイラが吠える!(写真◎J.LEAGUE)

■2023年9月30日 J1リーグ第29節(@Eスタ:観衆17,728人)
広島 3-1 名古屋
 得点:(広)加藤陸次樹、ドウグラス・ヴィエイラ、エゼキエウ
    (名)キャスパー・ユンカー

72分から怒とうの3ゴール

 今季限りでホームとしての使用が終わるエディオンスタジアム広島では最後のナイトゲーム。試合開始約1時間前から雨が降って蒸し暑くなった後、時間とともに空気が冷たくなっていく中で試合が進んだ。

 立ち上がりの4分、名古屋FWユンカーが左サイドのゴールライン付近から左足を振り抜くと、ボールは左ポストにヒット。7分には広島MF満田のFKをFWソティリウがヘッドで合わせたが、こちらは右ポストに当たって外れた。

 15分には名古屋が中央を崩し、FW前田が至近距離から左足で狙うも、広島GK大迫のセーブに遭う。27分には広島DF塩谷のスルーパスから、FWマルコス・ジュニオールがネットを揺らしたがオフサイドの判定と、お互いにチャンスを作りながらも先制点を決められない。

 広島は36分にも、MF川村の強烈なミドルシュートがクロスバーをヒット。40分にはMF中野がゴール右下スミに鮮やかなミドルシュートを決めたものの、またも直前にオフサイドがあったとして認められず、結局そのままスコアレスで前半を終えた。

 後半も一進一退の攻防が続いたが、57分に名古屋が均衡を破る。FW永井が敵陣からユンカーへ長いスルーパスを送り、広島DF荒木が先に追い付いてボールを処理しようとしたが、ユンカーが絡め取ってフリーに。最後はGK大迫の頭上をチップキックで抜くループシュートを決めた。

 しかし、ここから広島が途中出場した選手の活躍で試合をひっくり返す。まずは72分、直前に出場したばかりのMF越道の右からのセンタリングを、ニアサイドに飛び込んだFW加藤が右足で合わせて同点。81分には途中出場のFWドウグラス・ヴィエイラがエリア内で倒されてPKを獲得し、自ら決めて逆転した。

 さらに85分には、途中出場から2点目のPK獲得につながるパスを送ったエゼキエウが、ゴール前のこぼれ球をヘッドで決め、3-1の逆転勝利でホーム4連勝。ミヒャエル・スキッベ監督は「すごく緊迫感のある、レベルの高い試合だった。今日は全員が良かったが、特に交代で入った選手が素晴らしかった」と試合の流れを変えた選手たちのプレーを称えた。

取材◎石倉利英 写真◎J.LEAGUE

▼出場メンバー
・広島: GK大迫敬介、DF塩谷司、荒木隼人、佐々木翔、MF中野就斗(71分:越道草太)、満田誠、川村拓夢、志知孝明(71分:東俊希)、マルコス・ジュニオール(63分:エゼキエウ)、FW加藤陸次樹(89分:松本泰志)、ピエロス・ソティリウ(63分:ドウグラス・ヴィエイラ)

・名古屋メンバー:GKランゲラック、DF河面旺成、中谷進之介、藤井陽也、MF森下龍矢、和泉竜司(81分:山田陸)、稲垣祥、野上結貴(74分:ターレス)、FW前田直輝(HT:永井謙佑)、森島司(HT:内田宅哉)、キャスパー・ユンカー(74分:中島大嘉)


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