8月5日、明治安田生命J1リーグ第22節で名古屋グランパスが「鯱の大祭典」と銘打って、28年ぶりに東京・国立競技場で開催したホームゲーム。前半に先制したまま、アルビレックス新潟を1-0で下した。矢のような鋭い攻撃から森下龍矢が決めたゴールを堅い守備で守り抜いて、3試合ぶりの勝利をもぎ取った。

上写真=14分、鮮やかな崩しから森下龍矢が決めて咆哮!(写真◎J.LEAGUE)

■2023年8月5日 明治安田生命J1リーグ第22節(@国立競技場/観衆57,058人)
名古屋 1-0 新潟
得点:(名)森下龍矢

画像: ■2023年8月5日 明治安田生命J1リーグ第22節(@国立競技場/観衆57,058人) 名古屋 1-0 新潟 得点:(名)森下龍矢

「今日は気持ち」と長谷川健太監督

 キックオフからボールとともに試合を進めたのはアルビレックス新潟だが、それをあざ笑うかのように一瞬で右サイドをきれいに破ったのは名古屋グランパスの方だ。

 14分、野上結貴、稲垣祥、藤井陽也と右サイドでテンポよく前後にボールを動かすと、藤井が優しく中へ横パス。和泉竜司がワンタッチで鋭く縦に相手を振り切って折り返すと、相手に当たって流れたボールを森下龍矢ががら空きのゴールにプッシュして、鮮やかな先制ゴールを奪った。

 右ウイングバックの野上と右センターバックの藤井、右ボランチの稲垣が押し込んだ場所で絡み、右シャドーの和泉が抜け出すコンビネーションから、中央のキャスパー・ユンカーはもちろん、逆サイドから永井謙佑や森下をフィニッシャーにするお得意のスマッシュだ。持ち味をそのまま鮮やかに結果として表現できるから、名古屋は強い。

 その点で、新潟はぎこちない。持ち味はパスワークで、ビハインドを負って以降もその妙味を見せはするものの、相手の最終ラインをブレイクするには至らない。しかも58分には、GK小島亨介からのつなぎのパスが引っ掛けられ、PKを献上するシーンも。これはキャスパー・ユンカーのキックに反応し、左に飛んだ小島が防いだが、どこかすっきりしない。

 堀米雄斗、太田修介、星雄次、高木善朗、星雄次、島田譲と交代カードを切ったものの、最後まで赤い壁を崩すことはできなかった。

 新潟の松橋力蔵監督は「ボールを握ることは想定していた」としながら、「ゴール前への一歩手前まではいけたが、相手の素晴らしい守備の前に手こずった」と最後のひと差しに課題を見た。唯一の失点のシーンも「スキを突かれたということ。2列目から飛び出てくる選手の対応に甘さが出た。ミスが続くと失点につながる」と悔やむしかなかった。

 名古屋の長谷川健太監督は、天皇杯から中2日のゲームで「今日はとにかく気持ち」と精神面を強調したという。鮮やかな先制点のあとはタイトな守備が光り、「後半になってビッグチャンスがあったので決めていればよかったが、逆に決定機はほぼ作らせなかった。守備陣を評価してあげたい」とウノゼロの勝利に胸を張った。「背後を取られたりサイドの高い位置を取られたら考え直したかもしれませんが、持たれるのはしょうがない」と、新潟の特徴に対してもどっしり構えたことが、安定の守備につながった。


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