6月9日、鹿島アントラーズの佐野海舟が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節浦和レッズ戦で3試合連続となる引き分けに終わり、7日には天皇杯2回戦でHonda FCを破り3回戦へと駒を進めた。次は11日にJ1第17節湘南ベルマーレ戦を迎える。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう佐野海舟(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「(湘南は)前からガンガン来る」
リーグ戦では勝ち切れない戦いが続いている。5月に国立競技場で行なわれたJ1第13節名古屋戦まで5連勝を果たしたが、その後の第14節FC東京戦から3試合連続引き分け。6月4日にアウェーの埼玉スタジアムで開催された前節(第16節)浦和戦でも熱戦の末にスコアレスドローに終わった。7日には天皇杯2回戦Honda FC戦も戦っており、浦和戦から中2日、中3日の連戦となっているが、11日の湘南とのホームゲーム(第17節)ではリーグ戦4試合ぶりの白星をつかみたいところだ。
「(湘南の)試合を見ていて、球際だったりそういう部分ですごく戦う印象があります。なので、戦術もそうですけれど、まずは一つひとつの球際の部分だったり、目の前の相手選手に負けないことがすごく大事だと思います」
9日にオンライン取材に応じた佐野海舟は、そのように湘南戦を見据える。佐野自身、ケガによる離脱もあったが前節浦和戦でスターティングメンバーに名を連ね、攻守に存在感を放った。次はカシマスタジアムでの勝利を目指す。
「(湘南は)前からガンガン来ると思うので、自分のところでドリブルで(相手のマークを)剥がせたりすれば一気にチャンスになるのかなと。(相手が)前から(ボールを奪いに)来るところで、しっかり自分たちがひっくり返せるようなプレーをやっていきたいです」
ピッチ上を駆けめぐる深紅の背番号「25」が、湘南戦でもその持ち味を示していく。