上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
Honda FCを警戒。「タレントがそろっているチーム」
6月4日に行なわれたリーグ戦前節の浦和戦では、一進一退の攻防を繰り広げた末にスコアレスドローに終わった。4月23日のJ1第9節新潟戦から公式戦9試合負けなしではあるものの、リーグ戦では3試合連続での引き分けとなり、勝ち切れない戦いが続いている。
そんななか、次戦は浦和戦から中2日の7日に、カシマスタジアムで天皇杯2回戦を戦う。相手はアマチュアシードのHonda FCだ。Jクラブではないものの、1回戦ではJ3の奈良クラブを破って勝ち上がっている。鹿島としてもこれまでに天皇杯でたびたび対戦しており、直近では2019年度大会の準々決勝で顔を合わせて土居聖真のゴールを守り切って1-0で勝利したが、一筋縄ではいかない“難敵”とも呼べる相手だ。
「(Honda FCは)それぞれのポジションに、それぞれ特徴のある選手たちがそろっているので、どこか一つを抑えればいいという相手ではありませんし、それだけのタレントがそろっているチームだと思います。ですので、それぞれの(選手の)特徴も踏まえながら対応しなければいけないところもあります」
6日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのようにHonda FCの印象を話す。岩政監督自身は現役時代に選手としても天皇杯で対戦しており、Honda FC戦の難しさもわきまえているが、負けたら敗退となるトーナメント戦でもあるだけに必勝を期す。
「鹿島にとっては常にどの大会も、どの試合も一戦必勝です。特にこの大会に関しては、1回でも負ければ終わってしまう大会ですので、難しい試合になるとは思いますが、当然ですが必ず勝ち上がらなければいけない試合です」
天皇杯の頂へ向けて、岩政監督率いる鹿島がHonda FCとの初戦に臨む。