5月18日、鹿島アントラーズの樋口雄太が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節、国立競技場での名古屋グランパスとの「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」に勝利し、5連勝を達成。20日の次節はカシマスタジアムに戻り、J1第14節FC東京戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう樋口雄太(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「球際の勝負で負けてはいけない」

 鹿島が上位に向けてまい進している。国立競技場での「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」となった前節名古屋戦でも2-0と攻守に安定した戦いを披露し、完封でのリーグ戦5連勝を果たした。

 その試合でも存在感を放ったのがMF樋口雄太だ。攻撃では正確無比なCKで鈴木優磨の先制ゴールをアシストすると、素早いプレスで相手のパスミスを誘発して知念慶の追加点につなげ、守備でも球際の激しさで相手の攻撃の芽を摘んだ。“チームの心臓”とも呼ぶべき活躍を見せている樋口が、次は5月20日にカシマスタジアムでFC東京撃破に挑む。

「昨年は上位陣との対決にほとんど敗れていたので、まずはそこで勝っていかないと上にはいけないと感じています。FC東京に関しては、昨年とはサッカーが変わっていますけれど、メンバーはあまり変わっていません。やはり球際の勝負になるでしょうし、そういうところで負けてはいけないと思います」

 18日にオンライン取材に応じた樋口は、そのようにFC東京戦を見据える。FC東京も、元鹿島の小泉慶らMFのタレントがそろうチームなだけに、中盤の攻防を制して6連勝を成し遂げたいところだ。

「前節、僕にとっては初めての国立での試合でしたが、毎試合、(鹿島のファン・サポーターは)あのようなすばらしい雰囲気をつくってくれています。国立であのような声援が聞けて、僕自身、本当に鳥肌が立ちましたし、選手も“やらなきゃ”っていう気持ちになりました。次のカシマスタジアムでもあのような雰囲気をつくっていただき、僕たちはその声援に勝利で応えたいと思っています」

 鹿島の背番号14がFC東京戦でも攻守に駆け回り、深紅のファン・サポーターに歓喜をもたらす。


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