2023シーズンのJ1第3節が各地が開催された。浦和駒場スタジアムでは浦和レッズとセレッソ大阪が湘対戦。前半アウェーのC大阪がオウンゴールで先制したものの、浦和がショルツ、安居海渡のゴールで逆転に成功し、今季初勝利を収めた。

上写真=決勝ゴールをスコアした浦和の安居海渡(写真◎J.LEAGUE)

■2023年3月4日 J1第3節(@浦和駒場/観衆18,437人)
 浦和 2−1 C大阪
 得点:(浦)アレクサンダー・ショルツ、安居海渡
    (C)オウンゴール

交代策が見事に的中!

 先制したのは、C大阪だ。浦和のGK西川のキックをヨニッチがヘッドで前線へ。そのボールを拾った為田がボックス左に持ち込み、ゴール前に詰めていた上門にクロスを送ると、必死に帰陣した岩尾に当たってゴールイン。オウンゴールで均衡を破った。

 試合のペースそのものは、浦和が握っていた。先発したFW興梠が前線で起点となり、テンポよくボールをつなぐ。だが、フィニッシュの局面の精度が足らず、C大阪守備陣の好プレーもあってゴールをこじ開けることができず、0−1のまま後半に折り返した。

 そんな浦和がネットを揺らしたのは、61分のこと。2人のベテランの阿吽の呼吸がC大阪の守備網を破ってみせた。酒井のスルーパスに反応した興梠が抜群の抜け出しをみせて、ボックス内でファウルを受け転倒。PKを獲得すると、これをショルツが冷静に沈め、同点に追いついた。

 今季初勝利に向けてギアを上げた浦和は、途中出場の選手たちがさらなる勢いをもたらす。次の1点を決めたのは、77分に小泉に代わってピッチに入った安居だ。ショルツの縦パスをリンセンがフリック。関根が粘って横に流すと、明本がスルーして最後は安居が右足を振り抜き、勝ち越しゴールを決めた。

 ゲーム終盤には守護神・西川中心に高い集中力も披露。安居のJ1初ゴールはそのまま決勝点となり、浦和がC大阪を逆転で下し、今季初勝利を手にした。

・浦和メンバー:GK西川周作、DF酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、明本考浩、MF伊藤敦樹、岩尾憲、ダヴィド・モーベルグ(67分:関根貴大)、小泉佳穂(77分:安居海渡)、大久保智明(77分:萩原拓也)、FW興梠慎三(71分:ブライアン・リンセン)

・C大阪メンバー:GKキム・ジンヒョン、DF毎熊晟矢、マテイ・ヨニッチ、鳥海晃司、山中亮輔(85分:舩木翔)、MFジョルディ・クルークス(71分:中原輝)、奥埜博亮、鈴木徳真、為田大貴(85分:進藤亮佑)、FW上門知樹(71分:香川真司)、レオ・セアラ(71分:加藤陸次樹)


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