京都で結果を出すことが代表につながる
--新しい取り組みは気になりますね。
川﨑 昨季まではボールを奪った後のショートカウンターが最大の武器でした。今季はそこにプラスして、後ろからボールをつないでいく攻めも大事にしています。守備から攻撃の切り替えだけではなく、『攻撃から攻撃のスイッチ』も意識しています。緩急をつけて、一気にアタックをかけることもそうですし、あとはスローインからの攻撃。細かいところにもこだわっています。
--いろいろと新しいチャレンジをしているのですね。
川﨑 セットプレーは昨季以上に重要視しています。昨季はコーナーキックからの得点数があまり多くなかったので。逆に失点を喫して、勝ち点を落とした試合もありました。守備時の集中力は高めないといけません。選手ひとり一人が心がけているポイントです。
--進化していくチームの中で、パリ五輪世代の川崎選手がいかに飛躍していくかも楽しみにしています。今年9月にはパリ五輪のアジア予選も開催されます。
川﨑 このチームで責任を持って戦うことが、年代別日本代表にもつながると思っています。国を背負って戦うときも同じです。まずはこの京都で結果を残します。毎試合、チームの先頭に立って、引っ張っていければ、自ずと代表にも近づくはずです。
かわさき・そうた◎2001年7月30日生まれの21歳。山梨県出身。中学年代までは甲府の下部組織で育ち、高校年代から京都U-18へ。20年にトップチームに昇格。曺貴裁監督体制のもとで主力となり、21年は42試合に出場。J1昇格に貢献した。昨季は自身初のJ1でも28試合に出場し、残留に尽力。パリ五輪世代の年代別代表にも招集されている。172キロ、70キロ