1月25日、鹿島アントラーズの安西幸輝が練習後のオンライン取材に応じた。チームは17日にキャンプ地の宮崎県宮崎市に入り、18日から岩政大樹監督のもと、ひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場でのトレーニングを実施。この日はキャンプ9日目を迎えた。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう安西幸輝(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「今はちょっとずつ、すり合わせている段階」

 宮崎キャンプ中の鹿島は、1月24日に岡山とのトレーニングマッチ(45分×2本、30分×1本の計3本)を行ない、1本目は0-1、2本目は0-4、3本目は1-0のスコアで終えた。合計スコアでは21日の徳島戦(3-6)に続いて失点が多く、トレーニングマッチ2連敗。安西幸輝はチームの現状について、次のように話す。

「失点が多いことと、負けたことに関しては、やはり反省しなければいけません。ただ、試合内容に関しては、今はちょっとずつ、すり合わせている段階なので、そこまで深く考えてはいないです。ハイプレスがはまればボールを持つ回数が増えるでしょうし、ボールも長く持てるとも思うので、もっと主導権を握れるようになるのではないでしょうか」

 リーグ戦開幕まで1カ月を切り、現在のチームにおける戦術的な浸透度合いを「まだ半分ぐらい」と捉える。「このキャンプでいろんな選手の特徴もだんだんとわかってきている」と手応えをつかんでいるだけに、ここからさらに連係面が向上すれば、結果はおのずとついてくるのかもしれない。

「今、失点がすごく多いなかで“下を向かずに”っていうのはおかしいけれど、まだ(チームを)作っている段階なので。一人ひとりが、みんなの個々の特徴をしっかり把握したうえで、ポジショニングだったり、立ち位置を取れば、チームとしてもっとよくなると思います」

 鹿島の背番号2を背負う安西が、開幕に向けてさらなるチーム状態の向上を見据える。


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