浦和レッズは10月31日、リカルド・ロドリゲス監督と「2022シーズンをもって監督職を解除する」と発表した。J1優勝を目標に掲げた自身の2年目で、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では決勝に導いたものの、J1では第33節時点で8位にとどまっていた。
上写真=浦和がリカルド・ロドリゲス監督と「監督職を解除」(写真◎J.LEAGUE)
小幡直嗣コーチ兼通訳も契約更新せず
浦和レッズがリリースしたのが、「リカルド ロドリゲス監督との契約について」という文書。
「浦和レッズは、リカルド ロドリゲス監督と、2022シーズンをもって監督職を解除することに合意いたしましたので、 お知らせいたします。
また、リカルド ロドリゲス監督と共にチームを率いた小幡直嗣コーチ兼通訳につきましても、来シーズンの契約を更新しないことで合意いたしましたので、併せてお知らせいたします。
なお、2020 シーズンから取り組んでまいりました3年計画の振り返り、および2023シーズンの新体制につきましては、後日改めてお知らせいたします。」
と記されている。
リカルド・ロドリゲス監督は2017年から率いていた徳島ヴォルティスをJ1に昇格させたあとの21シーズンに、浦和の監督に就任。前年の10位から6位に引き上げ、天皇杯で優勝。22年はリーグ制覇を目指したものの、ケガ人の続出や新型コロナウイルス感染症の陽性者が出た影響もあって、リーグ戦では苦戦を強いられ、第33節時点では8位にとどまっている。
それでも、ACLでは勝ち抜いて、来年2月に行われる予定の決勝に駒を進めていた。アジアチャンピオンへの挑戦は、後任に託す格好になる。