10月28日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは10月に入り、公式戦3試合を戦って未勝利。3週間ぶりのリーグ戦となる29日のJ1第33節清水エスパルス戦では、敵地IAIスタジアム日本平で勝ち点3獲得を狙う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

清水は「この順位にいるようなチームではない」

 10月1日のJ1第31節FC東京戦、5日の天皇杯準決勝甲府戦では、ともにホームのカシマスタジアムで0-1の敗北を喫した。今季のタイトル獲得の可能性がすべて潰えたなかで迎えた8日のリーグ戦前節磐田戦では前半だけで3失点。後半にゴールを重ねたものの、勝ち点3には及ばず引き分けに終わった。8月に岩政大樹監督が就任してから公式戦2勝5分け3敗(リーグ戦は1勝5分け2敗)。リーグ戦では8月14日の第25節福岡戦以来勝利を挙げられていない状況下で、今季は2試合を残すのみとなった。

「僕が(監督に)就任してからの時間が怒涛のように流れていきましたが、そこから結果が出なかったことを踏まえ、ひとまず、次のステップに進むための良いスタートの時間になったと思っています」

 岩政監督は、前節磐田戦からの3週間の期間をそのような言葉で振り返った。磐田戦の前までは連戦もあったが、残る2試合に向けては十分な準備期間が与えられる。それだけに、まずは今節で清水を破り、今シーズンを2連勝で締めくくりたいところだ。

「(清水は)この順位にいるようなチームではないと思っています。なので、厳しい試合になるのは当然ですし、激しい試合になるのも当然です。どういう試合展開になるのかは、ふたを開けてみないとわからないですが、ただ、後半はオープンな展開になる可能性は高いだろうという気がしますので、それに備えたメンバー選考もしなければいけません」

 岩政監督率いる鹿島が、清水撃破に向けて敵地に乗り込む。


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