上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう安西幸輝(写真◎KASHIMA ANTLERS)
天皇杯の収穫。「その2人が点を取ってくれたことはすごく大きい」
中2日での3連戦が続く中、7月13日に行なわれた天皇杯ラウンド16ではG大阪を2-0で破り、ベスト8入りを果たした。試合から一夜明け、「一発勝負の天皇杯。なかなか勝ち切れない試合が続いていた中、しっかり無失点で終えられてよかったです」と、左サイドバックのポジションで攻守に存在感を放った安西幸輝は振り返る。
直近のリーグ戦2試合では引き分けが続き、特に前節札幌戦では攻撃が停滞してスコアレスドローに終わった。「(上田)綺世が移籍したので、攻撃の部分でどのように得点を取っていくのかということを監督も話している」と、ベルギーへ移籍したFW上田綺世の穴を埋めることが課題であることを明かすが、「その中で途中出場のピトゥカがしっかり点を決めたり、去年は苦しい思いをしていたエヴェ(エヴェラウド)が今年に入ってからの(公式戦)4ゴール目を挙げたり、その2人が点を取ってくれたことはすごく大きい」とG大阪戦では大きな収穫もあった。
16日には再びJ1リーグ戦の戦いに挑む。首位の横浜FMを追走するためにも、神戸とのホームゲームで勝ち点3を手にしたいところだ。
「(神戸は)代表を経験している選手など、いい選手がたくさんいます。今、気持ちの面でも体の面でも状態がすごくいいチームなので、その相手にホームでしっかり勝ち点3を取れるように頑張りたいです」
クラブ伝統の2番を背負う安西が、神戸戦でもチームを勝利に導くためにサイドを駆け上がる。