上写真=鹿島アントラーズに合流したジーコ・クラブアドバイザー(写真◎Getty Images)※写真は2018年のもの
「鹿嶋に来られて非常にうれしく思います」
今季はクラブアドバイザー(CA)として、母国ブラジルを拠点にしながら鹿島をサポートするジーコ氏が、5月2日に再来日した。入国後、政府の水際対策強化に係る新たな措置に基づく3日間の待機期間と、新型コロナウイルス感染症PCR検査での陰性診断確認を経て、6日にチームに合流。翌7日に行なわれた広島とのアウェーゲームにも帯同した。シーズン中に計2回の来日を予定しており、今回は5月末までの滞在を見込んでいる。
「鹿嶋に来られて非常にうれしく思います。(今季は)優勝争いをできる選手たちがそろっている。ここ数年はスタートダッシュがうまくできず、それが終盤戦に影響していたので、いいスタートダッシュを切れたことはうれしいことで、今の順位(1位)をうれしく思っています」
今年になって初めてチームに合流したジーコCAは、現在のチーム状況を喜ぶ。ただし、シーズンはまだ序盤戦。「これをどれだけ全員が継続できるかが問われる」と、リーグタイトル奪還へ向けたチームの力を問う。そして、鹿島をピッチの外からサポートする“12番目の戦士”への思いを言葉にする。
「(鹿島は)クラブ創設時からサポーターとチームとの関係を強く持ち、特にシーズン中のきついとき、苦しい状況のときに支えてもらいました。試合中もサポーターの声援によって選手たちがプラスアルファの力を発揮するところを、私は見てきました。残念ながらここ数年は新型コロナウイルス禍の影響で声を出しての応援ができない状況なので、一日でも早くそれが解除されて、またアントラーズとサポーターとの強い絆で、クラブの歴史をもっと刻んでいってほしいと願っています」
ジーコCAが、Jリーグの頂点へまい進するチームをこれからもサポートしていく。