AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージH組で、横浜F・マリノスは5月1日、最終戦となる第6戦の全北現代戦に臨んだ。前回対戦では0-1で敗れた相手にリベンジを目指したが1-1のドロー。それでも勝ち点13で首位となってグループステージ突破を決めた。これですべてのグループで全日程を終えた。

上写真=アンデルソン・ロペスのゴールで横浜FMが先制!(写真◎AFC)

■2022年5月1日 ACLグループH第6節(トンニャット・スタジアム)
全北現代 1-1 横浜FM
得点者:(全)キム・ボギョン
    (横)アンデルソン・ロペス

画像: ■2022年5月1日 ACLグループH第6節(トンニャット・スタジアム) 全北現代 1-1 横浜FM 得点者:(全)キム・ボギョン (横)アンデルソン・ロペス

開始4分の先制ゴールで優位に

 勝ち点12で首位の横浜F・マリノスと11で2位の全北現代。グループHの「決勝戦」は、横浜FMにとってはリベンジマッチでもあった。今大会で唯一、黒星を突きつけられた相手だ。さらにはグループステージ突破については複雑で、キックオフ時点で全北は決定済みだが、横浜FMは引き分け以上で首位突破が決定、1点差負けでは2位となりフェアプレーポイントが関係し、2点差負けでは敗退と、さまざまな条件も絡み合っていた。

 いずれにしろ、横浜FMの姿勢は「自分たちのサッカーをすること」というケヴィン・マスカット監督や選手たちのコメントが示す通り。そのとおりに、開始早々の4分に先制ゴールを決めてみせる。右サイド深くで西村拓真、宮市亮、喜田拓也が連続してプレスをかけて相手のミスを誘い、藤田譲瑠チマがワンタッチパスでペナルティーエリアに送ると、アンデルソン・ロペスがそのまま得意の左足でゴール左へと流し込んだ。

 ところが、全北にすぐに追いつかれてしまう。11分、横浜FMの左裏に抜け出したキム・ボギョンに浮き球のパスにうまく合わされ、GK高丘陽平の股の間を抜かれるゴールで追いつかれた。

 それでも攻撃の意欲を失わないのが、横浜FMの流儀。35分には右からの小池龍太のセンタリングに西村拓真がニアでワンタッチシュートで狙うがバーへ、45分にはエウベルの左寄りのクロスにアンデルソン・ロペスがヘッドで狙うが、GKソン・ボングンのファインセーブに阻まれた。

 後半に入るとさらに攻勢を強めた。小池龍の短いスルーパスをアンデルソン・ロペスが右足で狙うがGK正面、67分に左から角田涼太朗がファーに届けたクロスには水沼宏太が合わせきれず、81分には左からの仲川輝人の鋭い横パスにアンデルソン・ロペスが左足で狙ったが、力が強すぎてバーの上へ。

 最終盤はともに無理せず、試合はスローダウン。思惑のとおりに1-1でゲームを終わらせて、揃って次ラウンド進出を決めた。

 これで東地区の全日程が終了。下記の8チームが次ラウンド進出を決めている。
 【グループF】大邱FC(韓国)、浦和レッズ(日本)
 【グループG】パトゥム・ユナイテッド(タイ)
 【グループH】横浜F・マリノス(日本)、全北現代(韓国)
 【グループI】ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)
 【グループJ】ヴィッセル神戸(日本)、傑志(香港)


This article is a sponsored article by
''.