上写真=チャナティップが移籍後初ゴール! 川崎Fが8-0で大勝した(写真◎Getty Images)
■2022年4月18日 ACLグループI第2節(タン・スリ・ダトー・ハジ・ハッサン・ユヌス・スタジアム)
広州FC 0-8 川崎F
得点者:(川)知念慶2、車屋紳太郎2、小林悠2、宮城天、チャナティップ
知念、小林、車屋が2点ずつ
川崎フロンターレが余裕のゴールショーで今大会初勝利を手にした。
若手主体の広州FCに対し、川崎Fは前節からフィールドプレーヤー10人を入れ替えた。チャナティップがおよそ2週間ぶりに復帰し、ルーキーの松井蓮之が左サイドバックでプロ初出場、瀬古樹もスーパーカップ以来の出場で右サイドバックに入った。
広州との実力差は、キックオフから歴然だった。7分、脇坂泰斗の左CKを中央で知念慶がヘッドでたたき込んで先制。12分には車屋紳太郎のロングパスで左サイドを抜け出した宮城天が折り返したボールに、再び知念が豪快なボレーで突き刺した。15分には脇坂の右CKに小林悠がヘッドで合わせ、車屋がコースを変えてゴール右に蹴り込めば、21分には瀬古樹が倒されて得たPKを小林が左にシュート、GKにはじかれるが、そのボールを小林が蹴り込んだ。39分には小林のシュートがポストに跳ね返ったボールを相手が収めようとするが、チャナティップが素早い切り替えで奪って宮城が左からシュート、右ポストに当たったこぼれ球を小林が左足でプッシュした。
前半だけで5-0。大味なゲームになったが、36℃という気温もあって無理はしない戦い。ただ、出場機会を得てアピールしておきたい選手たちは後半も集中して臨んだ。後半からはアカデミー育ちのルーキーFW五十嵐太陽がデビュー、DF田邉秀斗が今季初出場すると、58分には高校生JリーガーのDF高井幸大がピッチに立ってこちらもデビューを果たした。
後半は3ゴール。50分に車屋の裏へのパスから宮城がニアに蹴り込むと、69分にはついにチャナティップに移籍後初ゴールが生まれる。相手のクリアミスをすかさず奪ってそのまま中央突破、右に出て右足でゴール左に角度をつけたシュートを蹴り込んだ。71分には遠野大弥の左CKがファーに流れ、宮城の折り返しを知念がヘッド、車屋がまたも至近距離からプッシュして、8-0とした。
危なげなく今季初勝利を収め、ここからは地元のジョホール・ダルル・タクジムとの難しい連戦に向かう。