ヴィッセル神戸は3月20日、三浦淳寛監督との契約を同日付で解除することを発表した。今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフは勝ち抜いて本戦への出場は果たしたものの、J1では4分け3敗と未勝利だった。2020年から指揮を執り、J1通算で59試合、25勝15分19敗だった。

上写真=神戸の三浦淳寛監督は3月19日の清水戦が最後の指揮に(写真◎J.LEAGUE)

「志半ばですがチームを離れる形になり残念」

 ヴィッセル神戸が大ナタを振るった。3月20日付けで三浦淳寛監督との契約を解除したのだ。

 2018年から務めていたスポーツダイレクターから、2020年9月に監督に就任。21年はJ1で3位となってACLのプレーオフ出場権を獲得することに成功したが、今季のJ1では未勝利のまま。開幕の名古屋グランパス戦は0-2の黒星スタートで、そこから浦和レッズに2-2、アビスパ福岡に0-0、横浜F・マリノスに0-2、サンフレッチェ広島に1-1、鹿島アントラーズに0-2、清水エスパルスに0-0と苦しんできた。

 3月15日のACLプレーオフでは、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を延長の末に4-3で振り切ったが、本戦を戦う前にチームを離れることになった。

 三浦監督はクラブを通じて感謝の気持ちを伝えている。

「志半ばですがチームを離れる形になり残念です。2018年からヴィッセル神戸の改革に携わる事ができ、現場・フロント・サポーターと一緒に本気で闘えた事に心から感謝しています。
 ヴィッセル神戸を「とにかく強くしたい」、その想い一心で自分の出来る事を全力で頑張ってきた4年と3ヶ月。一つひとつ思入れ深い大切な時間に感謝が込み上げてきます。
 素晴らしいメンタリティーを持った選手達と、苦楽を共にしながら一緒に闘ってきた時間は、私にとって宝ものです。常に一生懸命頑張ってくれて本当にどうもありがとう。
 そして一緒に闘い支えて下さったサポーターの皆さんに感謝の想いで一杯です。また現場スタッフ、事業部の皆さんの支えがあり、助けて頂き凄く感謝しています。
 私自身はこの貴重な経験を今後に活かしていきたいと思います。ヴィッセル神戸の更なる成長を心から願っています。ヴィッセルファミリーの皆さん本当にどうも有難うございました。
 最後に、どんな時も隣で一緒に闘い続け、明るく支えてくれた妻と娘に心から感謝を伝えたいです。」

三浦淳寛(みうら・あつひろ)
■生年月日:1974年7月24日(47歳)
■出身地:大分県大分市
■ヴィッセル神戸在籍歴
・選手 2005年~2007年
・スポーツダイレクター 2018年~2020年9月
・トップチーム監督 2020年9月~
■指導歴:2020年9月~ ヴィッセル神戸
・AFCチャンピオンズリーグ2020 ベスト4
・2021明治安田生命J1リーグ3位
■J1リーグ監督通算成績:59試合 25勝15分19敗


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