上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレネ・ヴァイラー監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「来日できてうれしい。やっと仕事を始めることができる」
鹿島が好調だ。3月6日のJ1第3節柏戦で3試合ぶりの勝利をつかむと、翌4節のアウェー神戸戦でも攻守がかみ合い、2試合連続完封勝利を達成。開幕から岩政大樹コーチのもとで戦い、リーグ戦での成績を3勝1敗とした。
そして、神戸戦が行なわれた11日にスイスから入国したレネ・ヴァイラー監督が、13日にチームに合流。政府の新型コロナウイルス感染症に関する水際対策強化に係る措置の対象国からスイスが解除されたことにより、早期合流が実現した。
13日に鹿島の練習に参加したレネ・ヴァイラー監督は、「今は来日できて非常にうれしいし、やっと仕事を始めることができるという感覚です。雰囲気も、すべてにおいて非常にいい環境にいると思っています」とクラブの印象を話し、ここまでのチーム成績について「非常にすばらしい結果。これからもできるだけ多くの勝ち点を稼ぐことをやっていければ」と言葉を続けた。
そして、15日のルヴァンカップグループステージ第1節(延期試合)大分戦で早くもベンチ入りし、指揮を執る予定だ。
「大きな期待を寄せられていることは十分に承知しています。チームを成功に導くためには、まずは選手個々が成長し、向上しなければならない。僕がまずやらなくてはいけないのは、そのための仕事です。優秀な選手を育てることができれば、当然ながら強いチームになっていき、強いチームになればいい成果が出る。だから、いきなり今日、明日ですべてがよくなることはなくて、そういったステップがあることを、まずは皆さんに認識してほしいです。毎日、選手を育て、向上させることを約束し、皆さんに期待されているようなエンターテインメント性を含め、チームのパフォーマンスを示すことができればと思っています」
鹿島にさらなる勝利をもたらし、そしてタイトル奪還を果たすために、レネ・ヴァイラー監督がいよいよ初陣に挑む。