セレッソ大阪MF奥埜博亮が、チームと自身のパフォーマンス向上を誓った。チームは開幕から公式戦無敗だが、自身はキャンプ中の負傷離脱もあっただけに、より良いプレーと結果を求めて次の試合に臨む。

上写真=奥埜は3月5日の練習で最終調整を行なった(写真◎CEREZO OSAKA)

「もっと良いチームにさせることができる」

 C大阪は今季、明治安田生命J1リーグは開幕から2試合続けて引き分け、JリーグYBCルヴァンカップのグループステージは開幕2連勝で、メンバーを入れ替えながら、まだ公式戦で負けがない。奥野は「新しく入ってきた選手、若い選手も能力があって、試合でも結果を残している」と語り、「全員が試合にかかわれる良い準備ができているので、チーム状態は良い」と自身の見解を述べた。

 3月2日のルヴァンカップ・グループステージ第2節の鹿島アントラーズ戦では、C大阪U-18所属のFW北野颯太がプロ初ゴールを決め、1-0の勝利に貢献した。ともに先発した奥野は、17歳の若き才能を「技術の高さプラス、スピードもあるので、相手は抑えるのが難しいと思う。チームの約束事を考えながらできるので、頭も良い選手」と評している。

 一方、ここまでの自身の出来は「満足できていない」とコメント。開幕前のキャンプでの負傷離脱もあり、「試合を重ねるごとに、少しずつですが体が動くようになり、試合勘も戻ってきている。試合に出させてもらっている中で言い訳せず、もっと結果を出していかなければいけない」と現状への危機感を口にした。

 そのために求められることの一つを「ボランチで出ているときは、チームの中心にいるので、攻撃でも守備でもチームがうまく回るように、声掛けなどを自信を持ってやらなければいけない」と考えているという。さらに「チームが苦しいとき、自分のところで時間を作ったり、一つはがすことが大事になってくる。そういうプレーができるようになってきたら、もっと良いチームにさせることができると思う」と自身の役割を強調した。

 3月6日のJ1第3節では、ホームでFC東京と対戦する。アルベル監督が昨季まで指揮を執っていたアルビレックス新潟と、C大阪は昨年の天皇杯3回戦で対戦し、3-2で勝利。この試合にフル出場している奥埜は「楽しいサッカーをしているというイメージがある」とアルベル監督のサッカーの印象を語った。

 FC東京は新型コロナウイルス感染症の集団感染による活動停止もあり、今季ここまでJ1とルヴァンカップを1試合ずつ消化して2連敗。それでも奥埜は「いま厳しい状況かもしれませんが、試合ができることに感謝して、良い準備をしてくると思う」と予想し、「こちらも良い準備をして臨みたい」と意気込んでいた。


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